本の都市リヨン

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  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794958617

作品紹介・あらすじ

書物の出現から百年。歴史の表舞台から突然消えた印刷・出版史上の黄金都市リヨンの興亡。

感想・レビュー・書評

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  • フランスのフィレンツェ・金融都市リヨンは、出版の街でもあった。
    大きくて分厚くて持ち歩けない〜!転がって読めない〜(涙)と思ったけど、もう、冒頭の永井荷風「ふらんす物語」、フランソワ・ラブレー、ホコ天の共和国通りに印刷博物館…と、あっという間に虜(笑)
    地図や楽譜だけじゃなくて、トランプも印刷物だったわ、確かに!

  • さらっと読めるが、深く読むにはある程度の知識が必要。

    高校程度の西洋史さえ押さえていれば簡単に流し読みする事はできます。
    しかし熟読するしたい方にはフランスにおける結社等について知っていた方が読みやすいかと。

    ここまで知識がないと辛いような書き方をしましたが、専門で西洋史を学んでなくとも、趣味で読むには十分面白い本だと思います。

  • 【閲覧係より】
    ■パリの風景・古本屋さん
    古本屋はタイムマシン!?
    その発祥は17世紀ともいわれているパリの古本屋。
    そこに並ぶ古書さながら、一歩足を踏み入れるとタイムスリップしたような錯覚に陥るかも・・・

    16世紀フランス・ルネサンスの都市リヨンは、かつて当時パリと双璧をなす本の街だった・・・
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    資料番号:10097443
    所在番号:023.35||ミシ
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著者プロフィール

1947年生まれ。東京大学・放送大学名誉教授。フランス文学、書物の文化史。単著に大佛次郎賞を受賞した『本の都市リヨン』(晶文社)、『読書の首都パリ』(みすず書房)、『ラブレー周遊記』(東大出版会)、『モンテーニュ 人生を旅するための7章』(岩波新書)、『パリ歴史探偵』(講談社学術文庫)など。訳書にラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』全5巻(ちくま文庫、読売文学賞・日仏翻訳文学賞)、モンテーニュ『エセー』全7巻(白水社)、『ヴィヨン全詩集』(国書刊行会)、『フランス・ルネサンス文学集』全3巻(共編、白水社)、バルザック『グランド・ブルテーシュ奇譚』(光文社古典新訳文庫)、グルニエ『長い物語のためのいくつかの短いお話』(白水社)など。

「2023年 『文学のエコロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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