クラゲの正体

著者 :
  • 晶文社
3.55
  • (2)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794961853

作品紹介・あらすじ

日焼けするクラゲ。世代交代の謎。共食いのオキテ。刺されないヒケツ。空を飛ぶクラゲの種子…。生物学者と音楽家が、ミクロの世界にひそむ限りない生命の豊かさを縦横無尽に語り合った。ジャズ・ミュージシャン坂田明の、好奇心いっぱいの「クラゲ読本」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • (リリース:淳子さん)

  • ミジンコ・ラブのジャズ・ミュージシャン 坂田氏のクラゲ本。
    命が透けて見えるイノセントな魅力満載のクラゲ。ガラス細工のような美しさだけでなく、受精卵からスタートして着低してから植物のようにポリプを増やし、さらに花のようなくびれができて一枚一枚はがれてクラゲになっていくという不思議ちゃんぶり。心臓もなく脳もないが、目はある。死んでしまえば解けて消える・・・

    もう、知れば知るほど取り込まれてしまいます。海の中でも探すのはまずクラゲ!時期よって出てくるクラゲも違い、季節感も感じられます。初夏の東北の海はエダアシクラゲか。水中ライトでライトアップすると、この世のものとは思えない美しさ!

    はぁ~海に行きたい。

  • ミジンコ野郎坂田さんに恐れ多くもクラゲを振った猛者(編集者)が居たそうで、哀れ坂田さん、クラゲを巡る旅へと繰り出すのでした。
    コアなクラゲ本であると同時に、触れ合うクラゲ第一人者達の人柄も魅力的で、軽やかに読み進められる一冊。

  • クラゲの正体がわからんー!
    聞けば聞くほどどんどんわからなくなってくるクラゲの生態。
    むむむ……水に溶けてなくなるクラゲ、エフィラから分離してクラゲになるクラゲ、空飛ぶクラゲ? むむむ、むむむ……

    クラゲについて考えるのは宇宙に想いを馳せるのと似ているかもしれない。いつまでたっても寝ーられーないー。
    植物のように無性生殖を繰り返すポリプ時代、そして生殖器そのもののように波間を揺れるクラゲ時代(それはまさに"花"そのもの!)、そのしたたかな生存戦略におおっと唸る。
    とにかく生物たちの生き様はなにかしらインスピレーションを湧き立たせずにはおられないものがある……ような気がする。

    クラゲを筆頭に海や淡水のキモ愛らしい生態も紹介されます。クラゲは自宅じゃ飼えないのか! だけどミジンコ飼ってみたくなる、みたいな本。

    ジャズ・アルトサックスプレイヤーの坂田明氏がひょんなことからクラゲ博士たちに話しを窺いにいくといった内容。博士たちとの対談が主だが、どっちかといえば坂田氏独特のリズム感を味わえる地の文をもう少し堪能したかった。

  • 124夜

全6件中 1 - 6件を表示

坂田明の作品

ツイートする