シャーロック・ホームズの醜聞

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794964052

作品紹介・あらすじ

1893年、コナン・ドイルは探偵シャーロック・ホームズの殺害を決意する。彼に巨額の富と名声をもたらしたホームズを、ドイルはなぜ殺さねばならなかったか?百年後の読者に向けて、ドイルが物語に埋めこんだ「暗号」を手がかりに、日本を代表するシャーロッキアンが、ホームズ最大の謎に挑んだ。胸のすく推理で世界中の読者を魅了するホームズ物語の深層にかくされた、一人の男の愛と復讐の物語をあばくスリリングな本。

感想・レビュー・書評

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  •  ホームズの醜聞と言うより、ドイル家の醜聞。荒俣宏「パラノイア創造史」に紹介されたドイルの父チャールズの妖精画を思い合わせると、感慨が胸に迫る。
     166頁、ワトスンが「ライオンのたてがみ」でモルヒネを使用したとある。シャーロッキアンとも思われぬミス。「ライオン〜」にワトスンは登場していない。
     著者ご夫妻がドイル家ゆかりの地で撮影した写真がカラー掲載されている。眼福。

  • コナン・ドイル本人や、周囲の人物に焦点をあて、彼または彼女がドイルの書くシャーロック・ホームズ物語にどのような影響をもたらしたのかについて触れた一冊。当時のイギリス社会における風習、病理や薬剤についても言及がある。

    と書くと何やら肩ひじ張ったように見えるが、軽い読み物として読んだ。

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著者プロフィール

医学博士。作家。シャーロッキアン。ベイカー・ストリート・イレギュラーズ(米国)、ロンドン・シャーロック・ホームズ会その他の会員。主な著作に『出会いについて』『生きがいとは何か』『脳を育てる 脳を守る』など。

「2019年 『シャーロック・ホームズ入門百科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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