もう消費すら快楽じゃない彼女へ

  • 晶文社
3.28
  • (11)
  • (17)
  • (55)
  • (9)
  • (2)
  • 本棚登録 :169
  • レビュー :29
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794964250

作品紹介・あらすじ

池袋路上通り魔事件、TOSHIの洗脳事件、酒鬼薔薇聖斗事件、林真須美事件、野村沙知代問題、オウムなど、世の中を騒がせたさまざまな事件/社会現象を通して、あやうく微妙なバランスの上に成り立つ日常生活の、その裏にひそむ静かなドラマを浮かび上がらせる、刹那の時代のリアルストーリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 図書館の返却コーナーに置いてあって、最初の章を読んで面白かったので借りました。
    面白い。
    ちょっと前、チラリと観た「ブクログレビュー」で興味出て借りた、ある女性エッセイストの作品がダメで(☆1つなのでブクログに入れてません)、
    女性のエッセイって好みが大きい=好き好きだと思う。
    私は田口ランディさん、好きです。


    ・・・なんだろ・・・「おお。」と思う、普通(?)のエッセイ部分も勿論イイんですが、何より、この人の暗さと不気味さがいい。
    父親がアル中とか虐待とか文章のはしにチラと出てくるけど、だからなのかな?
    ・・・あと、この人、軽く一杯ひっかけながら書いてるのかな?と思える感じがまた、いい。読みながら「ああちょっとアッチイッちゃってるのかな・・・」と思いました。
    現実と虚構がないまぜになってる。

    本人も正直にあとがきに、「ぼんやりと曖昧に私の目に写る現実を言葉に置き換えてみた。そしたら本当と嘘が混ぜッこぜになってしまった。でも、私にとって、この本に描いた世界はとてもリアルなんだ。」とありました。
    やるねぇ。策士だねぇ。
    これからも私のリアルを書いていこう。と、あとがきはしめられてました。
    この本は1999年11月発行。
    最近の、田口さんのエッセイも、是非読んでみたいです。(私はエッセイのつもりで読んでいたんだけど、これはもしかしたら短編小説なのかもしれない。なんて、読み終わってから思ったんだけど。(虚構多いし)

  • 田口ランディのコラムをまとめたもの。ランディ氏らしくどこか暗くて、でも現実的な話題が多いコラム。元々はPC系のニュースメルマガのコラムだったので自分みたいなPC系の人間は知ることができたのだけど、ランディ氏の物事に対する捕らえ方が非常に興味ぶかく、おもしろく読んでいたのを思い出す。

    このカバーの写真としいい、取り上げる内容といい、いいですな。別に癒される訳でも、笑える訳でもないんだけど、ふーんそんな事思ってるのかーと感心する事がおおい。

    本人の家庭環境も結構すごいからか何故なのかは知らないけど、生きるという現実に冷静な視点を与えてくれるランディ氏の文章はいいです。

  • 事件が結構古いけど、よく覚えているものだったので、その時に取り巻いていた自分のまわりの環境なんかも思い出しながら楽しく読めた。「できればムカつかずに・・・」よりもすっと読めた。

  • 14年も前に書かれたエッセイなのに未読でした。ああ、そんな事件もあったなぁ、と思い出しながら読み進みました。
    ランディ氏は、浄化槽の中に入り込んで死んでしまった人の気持ちを知りたければコインロッカーに自ら入ってみたりするし、介護を受ける人の気持ちになって介護をするためにプロの介護士の介護を受けてみるし…と、なかなか真似のできないことに挑戦する行動力の人です。
    それなのに「私の詩集を買って下さい」と首から下げて新宿駅の地下道に立つことだけにはチャレンジしないんだ…と、こういう人間的なところが魅力的に感じます。

    個人的には、当時の大相撲若貴、特に貴ノ花関についての考察が心に刺さりました。周囲の大人や環境が、子どもの心にどれだけの思い込みや重圧を巣食わせるのか。どんなタイミングでもどんな方法ででも、バカヤロー!とやれた貴ノ花は救われたのではないかと、現在の親方を時々画像で見るにつけ思うようになりました。

  • 内容の濃い本。どの章を読んでもドキドキする。独特の経験、人脈そして着眼点が凄い。
    何か一つについてきちんと考え、分析をしている。
    何度読み返しても新たに思うことが沸き起こる本。
    作者は様々な“ひと”をちゃんと見ている。酔っ払ていようと、ちょっと変わった人で、二の足を踏んでしまいそうな人でも関係ない様子。
    『植物人間の夢』は不思議な話。

  • 池袋路上通り魔事件、
    TOSHIの洗脳事件、
    酒鬼薔薇聖斗事件、
    林真須美事件、
    野村沙知代問題、
    オウム

    相変わらず、彼女独特の視点から繰り広げられる
    エッセイに惹きつけられる

  • 大学時代に読んだのですが、何が書いてあったかイマイチ覚えてません・・・。面白くなかったことはないと思うんですが。

  • 相変わらずよく考える人だなぁと。

  • うーん、途中で飽きてきて読むのが苦痛でした。
    巷で話題になった事件の犯人をピックアップしてのエッセイだけど、いまいちスパイスがきいてなくて残念な内容。

    「出来ればムカつかずに生きたい」が面白すぎたせいか、期待した分、私が失速していまいました。

  • 【再読】質はよいかもしれないが、タチが悪いエッセイ。著者が登場人物としてでてこない節は、洞察力に関心しながら読める。著者が登場する節はうさんくさくて仕方がない。

全29件中 1 - 10件を表示

もう消費すら快楽じゃない彼女へのその他の作品

田口ランディの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
島本 理生
田口 ランディ
田口 ランディ
綿矢 りさ
村上 春樹
田口 ランディ
吉本 ばなな
田口 ランディ
田口 ランディ
村上 春樹
劇団ひとり
有効な右矢印 無効な右矢印

もう消費すら快楽じゃない彼女へはこんな本です

ツイートする