- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794965851
作品紹介・あらすじ
魅力的なモノづくりの現場を訪ね歩き、その働き方の秘密を伝えるノンフィクション・エッセイ。他の誰も肩代わりできない「自分の仕事」をすることが、人を満足させるいい仕事の原点ではないか?「社会は働き方から変わる」という確信のもと、働き方研究家としてフィールドワークを重ねる著者による、ワークスタイルとライフスタイルの探検報告。
感想・レビュー・書評
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物作りをしている人々の働き方を追って、著者の考えをまとめた本。
・カラーパレットや音階があること、で、現実より限定されているのではないか
・何かをする前に、チームで体験し共有するものがあると良いものが作れる(例:映画やゲームを作る前の地中海やサファリをチームで体験する)
・技術やお金が先行すると、技術者や仕事をしている人が軽んじられる。技術そのものではなく、その前に人がいる。
・自分の仕事の目的はそもそも何なのか?
・デザインしなければならないのは、モノそのものではなく、それを通じて得られる体験
・遊び方があらかじめ決められていない玩具
・もともと人が持っている力を引き出すだけ
・好きだけど、理由がわからないものをいくつか並べてみる(慶応大学の講義)
・ほんの数年間のために何かを作り出すなんてやめた方がいい。
・本当に必要なものは何だろう?
・人生には、それ自体に価値のあるものが、たくさんある。経験というものは、何か他のことに役立つから重要なのではなくて、単に存在しているというだけで重要なんです。(ミヒャエル・エンデ)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「自分の働き方が変わることで世界が変わる。この世界は一人一人の小さな仕事の累積だから、世界が変わる方法はどこかよそにではなく、じつは一人ひとりの手元にある。」という言葉に、自分の働き方を再確認した本です。
さかき -
自分の仕事を自分で編み出している人たちの話。こういう人たちはキラキラしているように見え、一緒に仕事してみたいなぁと思う。
個人的に、天然酵母のパン屋さん「ルヴァン」は興味が特に湧いた。時々読んで自分の仕事について考えてみるのも悪くはない。でも、今は、現在の仕事への疑問が出てしまうのも事実。 -
オーナー:小辻昌平
「著者の西村さんは「引き」の力がある人です。決してぐいぐい押さない人が他の人の仕事というものを集めた本です。他人の仕事にあふれて生きている私たちはどう仕事で他人とかかわるかを考えさせられます。」 -
仕事の意味を考え直したい人や、
「大企業に就職すれば安泰」と考えている学生などに、
一度読んでもらいたい本。
とはいえ、大企業での効率を求めた仕事に
否定的な感が全体を通して強すぎるような気はした。 -
4・スキューバで知り合った先輩の薦めでAmazonにて購入。仕事をコスパではなく、好きな仕事をこだわって、楽しんで、丁寧にしよう!みたいな職人思考の本。自分にはなかった視点で面白かった。ミヒャエル・エンデとか、アリ社会の引用もなるほどと思った。『仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフトでありそれが結果としてお互いを満たす。』カッコいいね。
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朝日新聞の書評で説明された。大学生が会社や仕事を選ぶというよりも、しばらくはたらいて自分の仕事を考えるときに読む本であろう。
4+6=( )
をもとめる日本と
( )+( )=10
を考えさせる海外と何度も書かれている。
この式の解は無限である。 -
西村佳哲氏が、モノづくりの現場を訪ね歩く
というフィールドワークを試み、そこで働い
ている人たちにその働き方についてインタビ
ューを敢行し、その内容に自らが見聞きした
エピソードを加えて本という形にまとめた。 -
自分の仕事の見つけ方
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