淋しいのはお前だけじゃな

著者 :
制作 : オオキ トモユキ 
  • 晶文社
3.23
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本棚登録 : 129
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794965998

作品紹介・あらすじ

過ぎ去った日々は、いとおしく、とりかえしがつかない。さまざまな思いはどのようにして、短歌に生まれ変わるのだろう。人気歌人がその創作の軌跡をこっそり明かす…つもりが、みずからの恋愛体験をも告白してしまった。なつかしい人との再会。淡いときめき。孤独な夜。ふがいない自分へのいらだち…。31文字のつぶやきは、恋するすべての人が知る、甘くせつない気持ちと重なっていく。リアルな短歌・エッセイと、不思議なユーモアをたたえた絵のコラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • 枡野さんの詩や文章にハマり中。

    だれからも愛されないということの自由気ままを誇りつつ咲け

    両親のパロディとして子は生まれどこまでずれていけるんだろう

    この二つの短歌が印象に残った。

    また、文の中で枡野さんの友人が言った
    「永遠の愛なんて、やっぱりありえないと今でも思うけれど、たとえ一瞬でも『永遠に好きかもしれない』と思えたから、その一瞬の記憶があれば、一生やっていける気がする」
    という言葉が素敵だった。

    谷川さんもいってたけど、恋をするって詩人になることなんだなぁ。なんだか毎日詩を読んではきゅんきゅんしている。淋しいのかなぁ。
    14/04/18

  • 参りました。
    何だろう、同年代だからか?
    女々しく、何も考えず、気弱で、ときに突拍子もなく、優しく、破滅的で、、、、、

    自分を見ているようで。
    甘く苦しく切ない。そんな過去を思い出したよ。

  • 『ワコール・ニュース』で連載していた『現代短歌(みじかうた)』の単行本化。
    枡野さん曰く、「断片的な自伝のよう」なエッセイ。

    短歌とエッセイが1セットで綴られている。

    「じゃあまたって
    言いかけてから切れたから
    またかけちゃった
    ゴメンじゃあまた」

    恋しているうきうきした感じがして、好きな歌。

    オオキトモユキさんによる独特のイラスト、実はストーリー仕立てでイラストにも時間が流れている。
    全部読み終わった後にイラストだけチェックして、ラスト、切なさに襲われてしまいました。

    ヤラレタ。

  • オオキトモユキ(トモフスキー)が絵を描いてる本と知って、図書館より拝借。本の下に最初から最後までトモフワールドが流れる。本の上は、枡野氏の短歌とそれにまつわる小話。

    「永遠の愛は、一瞬の記憶の中に、永遠に存在する」
    ごちそうさま! どうぞ永遠にお幸せに! 今度ぜひ不倫しよう!

  • よかったです。文も挿絵も。それぞれにじっくり読みました。
    短歌って自由だ!!!と思いました。
    タイトルで冷めた目線なのかしらんと思ってましたが
    純情な男の人がいました。

  • 言葉の組み合わせが新鮮で面白かった。でも過剰な自意識が透けて見える気がして苦手だった。

  • 短歌+エッセイ集だから、ちゃんとした粗筋は無いのだけれども...。

    なんだろう、このもどかしい様な気持ちは。
    なんだろう、この懐かしい気持ちは。

    そう思えるエッセイ。
    昔の感覚やなんかが文章になった、と言う感じ。
    そう思わせる文。

    どこか懐かしく、どこか切ない複雑な思いが文章になっていて、その文章の前に短歌が入ってるんだけど、この短歌がまた良くってっ!ハッとさせられるモノが多かった。また共感出来るモノも多かった。

    どこか切なくなるんだよ、もどかしくなるんだよ、懐かしくなるんだよ、アンニュイな気持ちにさせられるんだよ!
    おれの言葉ではウマく言えないけれど、少なからず、エッセイ集では久しぶりのヒット、って言うか名著だと思う。

    本として薄いし、文字も大きめなので1〜2日で読めるのもgood!

  • 静かで淡々としていて。
    悲しいことも、嬉しいことも、全部全部、自分のものにして。
    そんな印象を持ちました。
    読み終わるのがもったいないなぁって思う気持ちは、
    「もう少しこのまま一緒に居たいのだけれど」
    …なんて、恋してるときに発してしまうセリフに似ている。

  • トモフの絵がいい。トモフ目当てで買ったよ。

  •  短歌だけじゃなく、文章もおもしろい。
     言葉の選び方にも、センスってあると思う。短歌っていう、削り込まれた表現の世界に居る人だからかな。

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