全ての装備を知恵に置き換えること

著者 :
  • 晶文社
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794966810

感想・レビュー・書評

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  • 旅する人の文章は、旅へ誘う力がある。軽やかな文で、心地よい。

  • 著者のことは全く知らなかったが、とても考えられないようなことを次々とやりとげている行動力と人脈に驚いた。(唐突に伊勢谷友介の名前が出てくるところなど)

  • 旅をしたくなったら、読みましょう。

    忙しくて行けない時、

    『よし、海外行こう!』

    と思わせてくれる。

  • 石川直樹、20代前半の冒険記録。文章は観念的で夢見がち。若さゆえのナルシシズム、クサさみたいなものがプンプンするけれど、実際行ってる場所やそこでやっていることはホンモノの冒険家のそれだと思う。すごい、のひとこと。この人は思考より先に体が一線を越えてしまう人なんだろうな。うらやましい。

    「予測できる未来ほどつまらないものはない。道の先に何があるかわからないから面白いのであって、安心できる予定調和など必要ないはずだ(p.230)」

    さらりと言い切れてしまうのは、腹の底からそう思える生活をしているから。年がら年中冒険野郎でいることが、本人にとって一番ストレスがない自然の姿だからだろう。つくづくすごい人だ。

  • 世の中がデジタルへハイテクへ突っ走っていくのなら、
    私はあえてよりアナログに、よりローテクにいきたい。
    それがわたしのソールビート。
    シンプルに、いっそ生まれたままに生きる。
    脳みそと手と足があるんだ。

  • 北極から南極まで縦断するP2Pプロジェクトの本で名前を知った石川さんの本
    若き頃から冒険の中に身をおいてきて、何冊か本を読ませていただいているが、著者の中では珍しいエッセイ集だ
    文は達者で、いきいきとした描写は沢木氏にも比すべき手練なのだが、彼の他の本に比べると少し見劣りしてしまうのは残念

  • タイトル通り。
    その通り。

  • 冒険家であり写真家の石川直樹さんのエッセイ集。
    23歳で「Pole to Pole」(その名の通り、北極から南極までを人力踏破するプロジェクト)を完遂。24歳でチョモランマへ登頂している。
    好きなところから気軽に読める。しかし、面白いので結局すべて読んでしまうという罠。

    とにかく序章である「すべての装備を知恵に置き換えること」が素晴らしい。パタゴニアの創始者であるイヴォン シュイナードの言葉ひとつひとつは、人として忘れていた「野性」を思い起こさせる。

    石川さんがこの本の中で何度か口にした「過保護な日本社会」。スーパーに行くと何も言われずレジ袋に入れられるような「お客を子ども扱いしている」過保護な過剰サービスにNoと言っている。そうではなく、「消費者を自立した人」とみなし、あくまでシンプルに価値を提供していくほうがいいのではないかと問いかける。
    すべてをアウトソーシングしていき、過保護に手取り足取りサービスされることで、生きていく力を失う。逆にひとつひとつの行為を自分の手元においていくことで、本当の自立を得ることができる。それは、「すべての装備を知恵に置き換えること」なのだ。

  • 冒険家石川直樹のエッセイ。
    チョモランマも、北極も、アフガニスタン、アラスカ・・
    これから私が行くことはないだろうし、こうした生き方はしていかないだろうけど、毎日ご飯を食べ、働いく中で考えていることと同じである。人生は旅だなんて、くさい言葉だけど、その通り。
    まだ見ぬもの、やってくるものを楽しむように、進んでいく。
    旅にもっていきたい本だな。

  • アパレルのパタゴニアの創設者と、石川直樹の会話。冒頭のやりとりが

    とても興味深かった。人の本当の「強さ」「真の冒険」生きる楽しみが

    何ページかに凝縮されている気がする。

    これだけのことが書いてあるのに、パタゴニアが捕鯨反対を支援してい

    るのはどうしてだろう?と思ったりもした。

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著者プロフィール

1977年生まれ。写真家。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。「NEW DIMENSION」(赤々舎)、「POLAR」(リトルモア)で、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞を受賞。「CORONA」(青土社)で、土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した「最後の冒険家」(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ「極北へ」(毎日新聞出版)、写真集「Ama Dablam」(SLANT)、「この星の光の地図を写す」(リトルモア)など。東京都在住。

「2019年 『靴のおはなし2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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