さよなら僕の夏

制作 : 北山 克彦 
  • 晶文社
3.42
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本棚登録 : 158
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967138

感想・レビュー・書評

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  • 「たんぽぽのお酒」の続編。
    元々は一つの作品。

    出版社に渡すと
    「九万語を小説として出して、第二部はいつかそれが出版される準備ができたとあなたが思うときまでとっておいたらどうだろう」(あとがきより)

    なんて素敵な出版社だろう。
    それから55年が経って完成させたブラッドベリも。

    実はこれを読み終えるのに、一年掛かった。
    でも、次読むときは2時間もあれば十分だ。

    「たんぽぽのお酒」があまりに素晴らしかった。
    だから、いつものブラッドベリの隠喩の魔法も
    読者である僕の期待には勝てなかった。

    クォーターメインの作戦が失敗して、
    思わずお互いの勝利を生んだとき、
    この作品が「たんぽぽのお酒」とは違うことを知った。

    共通するのは「人生の素晴らしさ」。

    ダグラスが大人になる。それは当たり前のことだ。
    ブラッドベリはそんなに甘くはない。
    ノスタルジックで甘酸っぱさを感じさせるだけの
    作品でなくって本当に良かった。

    ダグのおじいちゃんだけは
    「すべて」を知っているのかもしれない。

  • こちらで取り上げました!
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  • 大人へと成長していく14歳の少年、その視点は瑞々しい。
    少年の目から見た世界。

  • もっと面白いかなっと思ったけどダメだった。
    自分の感性が変わってしまったのかも。

  • 「たんぽぽのお酒」で12歳だった主人公ダグが本作では14歳となり、前作とはずいぶん言動が異なる。思春期にはいる頃だからそういうものなのだろうが、前作のイメージを期待して読むとやや戸惑う。テーマは同じでより鮮明になっているけれど、『たんぽぽのお酒』の数段好きです。

  • 「たんぽぽのお酒」続編ということで期待していたのだけれど、期待し過ぎだった。
    悪くはないし、元はひとつのお話だったらしいけれど、あの濃厚な、輝く夏ではなかった。生を知って、死を知る夏ではなかった。
    ダグラスが恋を知り、生命をつぐことに目覚めることが、夏の終わり、少年期の終わりであるのだろうけれども。
    時計を壊せば時が止まるというような考えは非常に子供らしいけれど、私は、おもちゃの銃の扱いなどを、子供の無邪気な残酷さを厭ったのだろうな。あの夏から一年経ったダグラスが、まだ、このような考えでいるということに。あるいは、逆に思春期であるがゆえの反抗なのかな。

    「たんぽぽのお酒」を、子供時代に読みたかったと(今読んでも、ものすごくよいが)思ったけど、これは、老齢になってから読むと、身につまされるのかも知れない。
    今のうちに、たくさん走っておこう、と、たんぽぽのときにも思ったように。

  • 前作『たんぽぽのお酒』を読んでいないからか(関係ないか?)読み始めは意味が分からなかったけど、読んでるうちに胸がきゅっとなってきた。
    ウォーターメインよりダグラスの気持ちの方がわかったな。まだダグラスの方が年齢近いもんね、えっへん。

    自分が年を取ることなんて想像もできなかった頃。
    おじいちゃんはずっと昔からおじいちゃんで、自分とはもう全く別の生物なんだと思っていた頃が私にもあったな。というか、そんなことは当然のことで、考えもしなかった。それが間違いで、おじいちゃんにもピチピチしていた時があって、私にも社会人になる時が来るとわかったのはいつなんだろう。そんなふうに時の流れを意識するようになったのっていつなんだろうな。

    Farewell summer. 夏休みもあと二回か。…三回目は…こない…よな…

  • アイスクリームコーンはいつだって終わりに近づいているんだ。

    夏が終わるとどうしてこんなに切ない気持ちなんだろう。

  • 歳をとるのも悪くないなと思った。

  • 「たんぽぽのお酒」が昔読んですきだったから、その続編だなんてドキドキしてたんですが、
    あれ・・?ブラッドベリってこんな読みにくかったっけ・・?
    おそろしいほど読めなかったです。児童文学なのに・・
    わたしけっこう海外ものは苦手なんですが、ひさしぶりに読んでて辛かったです

    どうでもいいけど、ブラッドベリは萩尾さんの影響かな?
    「ウは宇宙船のウ」とかすきでした
    「サウンドオブサンダー」とかね

    あ!そうそう。今日TSUTAYA行ったら森博嗣さんの「トーマの心臓」があってテンションあがりました。なにーこれー!!!
    たしかに森さんって萩尾さん大好きらしいけど!ノベライズって!すごいな!
    読みたいなー 立ち読んできちゃえばよかった!

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