カーター、パレスチナを語る―アパルトヘイトではなく平和を

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967176

作品紹介・あらすじ

中東へ自ら赴き、現地の指導者たちと議論を交わしてきた、元アメリカ大統領からの提言。イスラエルの政策の是非について沈黙が支配するアメリカにあって、元アメリカ大統領がイスラエルの占領政策を正面から批判したということで物議を醸し、全米でたちまちベストセラーとなったPalestine peace not apartheidの邦訳版である。

感想・レビュー・書評

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  • カーターが大統領だったとき私は中学生で、世界でどんなことが起きているのかなどほとんど関心がなかった。しかし当時のカーターが目指したことは未だに実現されておらず、だからこそこの本が書かれた。中東に平和をもたらすために信念と誠意を持って活動し続ける人の渾身の一冊。最後の「第17章 まとめ」が圧巻。

  • カーターの人生の目標の1つはイスラエルとほかの国々を恒久的な平和にするための手伝いをすること。
    これはユダヤロビーの影響だろうか。
    カーターは大統領を辞任してからの方が活躍しているね。
    ユダヤ人の過去の歴史にもしっかり配慮した対応が必要。

  • アメリカの政治家の書いた本だから、と身構えて読んだのですが、それでも、公正な仲介者たろうとして、何十年もこの問題に関ってきたカーターさんの思いがひしひしと伝わってきます。彼はこの本を出版したことで相当叩かれたようですが、アメリカ社会にとって、イスラエルとパレスチナの問題が、いまだにある種のタブーであることを思い知らされるエピソードでした。(巻末にDemocracy Now!に出演した時のエイミー・グッドマン氏によるインタヴューあり)

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著者プロフィール

第39代(1977-81)米国大統領。
1924年ジョージア州プレインズ生まれ、その近郊の農場で少年時代を過ごす。
1962年、民主党からジョージア州上院議員に当選。1971年ジョージア州知事に就く。1976年、大統領選挙に当選。
その後は妻のロザリンと共にアトランタに設立した財団カーター・センターを中心に、平和や人権問題などに関して世界的な活動を行っている。2002年ノーベル平和賞受賞。
著書に『カーター回顧録』(上・下、日本放送出版協会)、『ジミー・カーターのアウトドア日記』(東急エージェンシー出版部)、『平和を語る』(近代文芸社)、『老年時代』(日経BP社)、『海のかいじゅうスヌーグル』(絵本、石風社)など多数。

「2003年 『少年時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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