フランコと大日本帝国

制作 : 深澤安博  八嶋由香利  深澤晴奈  渡邊千秋  砂山充子  磯山久美子 
  • 晶文社
3.50
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本棚登録 : 22
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967657

作品紹介・あらすじ

1939年、内戦に勝利したフランコ政権は熱烈な日本讃美の念を表明する。しかし、その6年後、太平洋戦争の最終局面では対日宣戦布告寸前にいたる。この時期、フランコ統治下のスペインと帝国日本のあいだに、いったいなにがあったのか?スペイン政府の協力のもとに構築された日本の対アメリカ諜報網の全貌、中国大陸やフィリピンにおける日西両国の利害の錯綜など、虚々実々の国際政治の暗部を明るみにさらし、第二次世界大戦下、日本とスペインの知られざる外交交渉史を発掘する。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で予約して借りた。
    分厚い本だけど、おもしろかったぞ。

  • フロレンティーノ・ロダオ『フランコと大日本帝国』晶文社、読了。第二大戦下のフランコ政権は基本的に枢軸国に傾く中立。しかし内憂外患の大戦は欧州戦線の戦況に応じて立場をコロコロと変えざるを得ない。その当時、日本とはどのような関係だったのか。本書はこれを実証的に論ずる待望の一冊。

    フランコ政権は、太平洋戦争勃発時、反米感情を背景に日本のフィリピン占領を歓迎するが(対米諜報にも協力、戦況の悪化は、連合国支持へと傾いていく。戦時下国際関係論において日西関係の論書は少ない。本書はその機軸となる一冊だ。

  • (欲しい!)
    朝日書評「今年の3点」 2012/12/23

  • [図書館]
    読了:2012/12/3

    ぜんぶ理解できたわけではない…。

    p. 418 日本が太平洋戦争において敗北したことが野蛮な日本という「オリエント化」されたイメージをフランコに植え付け、かくしてフランコは「どうしようもない東洋性」という観念を抱いたのではないか。本書の書名はそれをねらったのである。つまり、日本に関する専門家はいないのに「物知り顔をする」人たちだけはいて日本との関係を決定してしまったスペイン外交のありかたを、日本のことをあまり知らないフランコ将軍のうちに見たのである。

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