集団的自衛権はなぜ違憲なのか (犀の教室)

  • 晶文社
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本棚登録 : 150
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968203

作品紹介・あらすじ

明らかに憲法違反であるにもかかわらず、強引な手法で安全保障法案が国会を通過しようとしている。政権が暴走し、合理的な議論が困難になっているいまこそ、憲法の原則論が重要となる。80年代生まれの若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。哲学者・國分功一郎氏との対話「哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義」も収録。暴走する政権に対しては、武器としての憲法学を。

感想・レビュー・書評

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  • 賛否ある案件を題材にしているが、
    筆者の主張はとても明確で
    わかりやすい。
    7.1閣議決定とは何だったのかと
    思わずにはいられなくなる。

  • 今、人気の憲法学者の本。
    まだ読了していないのですが、すごく勉強になります。
    分かりやすい!!!

    読み終えたらまた追記で書きます♫

  • 論理的に説明されている。しかし存立危機事態の解釈が表面的すぎるように感じた。法案が多く一国会で全てを通すというのには無理があるということには同感。違憲か合憲かの話なので必要ないのかもしれないが、個人的には何故諸外国が集団的自衛権を保持しているのかなどもう一歩進んだ解説があってほしかった。

  • 社会
    法律

  • 図書館で借りた。今まで自分でわかってなかったくせにスルーしてきた問題を、問題として意識できるようになれた気がする。

  • 「報道ステーション」コメンテーター(月曜日担当)でおなじみの、新進気鋭の憲法学者による最新刊である。筆者はこの本では、安倍内閣が推し進める「安保法案」の危険性について、わかりやすい言葉で解説している。「本を燃やそうとしている人間は、いずれ自国の憲法を燃やそうとするだろう」という言葉にはゾッとさせられるが、この内閣がこのまま安保法制を強引に推し進めようとすると、早晩国内外で立ちゆかなくなるのは、火を見るより明らかなことである。「法的解釈の安定性」についての意見は必読。この概念を否定するということは、条約の解釈すら自分たちの都合のいいように解釈する可能性もある。それは諸外国との外交関係にも重大な齟齬を来す可能性にもつながるということを、筆者は指摘する。だがほぼ全員が「知性を持つ者」に反感を抱くこの政権は、自分たちの都合の悪いところにはとことん頬被りを決め込むだろう。「この道はいつかきた道」にならないことを祈るしかない。

  • 政策論では無く、あくまでも憲法論としての一冊。集団的自衛権(国際法としての)は現行憲法では違憲という論理がわかりやすく解説されている。
    憲法が何の為にあるかという事をしっかり考えていかないといけないと思わされる。

  • 違憲の政策を進める為政者には憲法の知識を獲得して対抗すること。こう言っちゃ不謹慎だが違憲訴訟が沸き起こるのを楽しみにしてる。

  • 集団的自衛権を憲法に照らし合わせて、どう解釈できるのか説明を連ねていきます。ところどころ、読んでいて私には共感を通り越して感動する箇所があって、憲法の持つ底力に出会うときがあります。憲法は国民の理性への信頼とともにある表現されたりすると。テクニカルには、73条の内閣の事務取り扱いの中に「軍事」の行政作用がないため、集団的自衛権の行使は誰が行うのか。規定がない以上、違憲であるといわざるを得ないというすっきりした説明でした。間違いなく私にとってこの本はセンスオブワンダーを与えてくれた本でした。

  • 73条を使うあたり,キレてますね。

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著者プロフィール

1980年生まれ。首都大学東京法学部教授。専攻は憲法学。著書に『憲法の急所』『キヨミズ准教授の法学入門』『憲法の創造力』『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』など、編著に『子どもの人権をまもるために』など。

「2020年 『ほとんど憲法 下 小学生からの憲法入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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