ブラック・デモクラシー 民主主義の罠 (犀の教室)

制作 : 藤井聡 
  • 晶文社
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本棚登録 : 53
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968210

作品紹介・あらすじ

「大阪都構想」住民投票の裏で行われていたおそるべき言論弾圧の実態! デモクラシーは、いとも容易く独裁政治(ブラック・デモクラシー)へと転落する可能性をはらんでいる。平成27年5月に行われた橋下維新による「大阪都構想」住民投票を事例に、民主主義ブラック化のおそるべきプロセスを徹底検証。日本が直面する民主主義の危機に警鐘を鳴らし、民主主義の根幹について学び直す礎とする「民主政治の取扱説明書」。

感想・レビュー・書評

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  • 大阪維新の会に政治プロパガンダに対抗した側からのデモクラシー論

  • 大阪都構想をめぐる住民投票で、橋下元大阪市長と維新の会がどれだけデタラメなことをしていたかということは、よくわかった。
    ただ、民主主義がポピュリズムに堕したり、独裁者を生んだりする危険性があることはなんとなくわかったが、そのメカニズムをもう少し丁寧に説明してもらえるとよかったのではないか。全体的に、論述ががやや乱暴な感じがした。

  • 大阪都構想を中心とした、橋本氏の言説に対する検証。
    というより、多数決とは民主主義の最終手段なのか?という問いに始まり、民主主義の形を問うものなのか、と思って読み進めていたのだが、いろいろ細かい点について検証をし始めるとなんだか、この論の運び方がどうも、と思う箇所がちらほら気になってしまった。
    弁論と民主主義、言葉と民主主義は分かちがたいものなのだから、そのことを自覚しているのか?と思う箇所もあった。
    もっと抽象的でもよかったのかも。

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著者プロフィール

1968年奈良県生まれ。京都大学土木工学科卒業、京都大学大学院土木工学専攻修了後、同大学助手・助教授、東京工業大学助教授・教授を経て、2009年より京都大学大学院教授。ならびに、16年より京都大学レジリエンス実践ユニット長。2012年12月から安倍内閣内閣官房参与(防災・減災ニューディール担当)。専門は土木計画、経済政策などの公共政策のための実践的人文社会科学研究。生活・交通行動分析(アクティビティ分析)にて1998年土木学会論文奨励賞、認知的意思決定研究で05年行動計量学会林知己夫賞、社会的ジレンマ研究で03年土木学会論文賞、07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、06年に『村上春樹に見る近代日本のクロニクル』にて表現者奨励賞を、18年に公民的資質のためのシティズンシップ教育研究で土木学会研究業績賞を受賞。著書に『国土学』『経済レジリエンス宣言』『プラグマティズムの作法』『列島強靭化論』『コンプライアンスが日本を潰す』『社会的ジレンマの処方箋-都市・交通・環境問題のための心理学-』『合意形成論』(編著)『モビリティ・マネジメント入門』(共著)『社会心理学の新しいかたち』(共著)等。

「2018年 『改訂版 土木計画学 公共選択の社会科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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