昭和を語る: 鶴見俊輔座談

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 38
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968449

作品紹介・あらすじ

今こそ読み返したい歴史的証言! 戦争の記憶が薄れ、「歴史修正主義」による事実の曲解や隠蔽などから周辺諸国とのコンフリクトが起きている昨今、『鶴見俊輔座談』(晶文社)が残した歴史的・思想的役割は大きい。今では歴史的証言となっているこの座談集(全10巻)から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選び、日本が辿ってきた道を見つめる。【解説】中島岳志

感想・レビュー・書評

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  • 哲学

  • 印象に残るやりとりは数多い。凄みのある羽仁五郎との対談にこうべを垂れ、司馬遼太郎との間に出た「停頓の思想」には大いに共感した。日本人はもっと今持っている物を大事にした方がいいのだ。

  • 20160710 日本人としての思想、主義について基準になる考え方は何か?そんな時に鶴見俊輔の名前がよくてで来たのでまとめ物を、よんでみる事にした。だいぶ時間がかかったがとりあえず読み終えた事でしばらく時間をおく事にする。

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】 210.7||T
    【資料ID】91150930

  • 保守的懐疑主義。保守的立場からの反戦・平和思想の追求。左や右という表層的な区分を超えて、「態度」や「人柄」そして「生き方」に伝統や価値を見出す事が出来るか否か。自民党を礼賛しているのは真の保守主義ではないという事は確かだろう。現代に通じるものはあるものの、戦後20~50年の時事問題の対談メインなのでちょっと内容的に古いし、話も脱線するのが難点。

  • 鶴見さんの思想の核になるものがよくわかる対談が収められている。保守主義の可能性を感じさせてくれる。

  • 今年の7月20日に著者の鶴見俊輔氏が永眠されました。
    あまり著者の本を直接読んだことはないのですが。

    はじめて対談集という形ですが読んだ感想としては
    兎に角この人はかっこいいということ。

    孤高の巨人。しっかりとした岩床の上に立ち
    (少なくともそのうえに立っていない人を信用せず)
    物事の本質を追求していく姿勢。
    今の政府や世間の流れの中で、彼の存在がもし
    機能していればどうなっていたか。
    彼の批評として何を言うのか。何を問うのかを聴いて
    みたいと思いました。

    途中難解な部分もありますが、司馬遼太郎との対談。
    富岡多恵子氏との対談。羽仁五郎との対談。
    吉田満氏との対談。中沢新一氏との対談がいいと
    思います。
    そのうちでも、粕谷一希氏との書刊のやりとり
    と中島岳志の解説がとても秀逸です。

    とにかくかっこいい人だと思います。

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著者プロフィール

1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

「2015年 『昭和を語る 鶴見俊輔座談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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