本なんて読まなくたっていいのだけれど、

著者 :
  • 晶文社
3.70
  • (8)
  • (22)
  • (13)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 328
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968586

作品紹介・あらすじ

本というメディアの力を信じ、本と人が出会うための環境づくりを生業とする幅允孝さん。デパート、カフェ、企業ライブラリー、はたまた病院にまで、好奇心くすぐる本棚をつくってきた。漫画、写真集、文学、料理……あらゆるジャンルの本を読み、どうやって人に勧めようかと考えている。図書館のなかにテーマ別の図書館をつくってみよう。ミュージシャン顔負け、朗読の野外フェスを開催。認知症患者が手に取る本は? 地方の温泉街を文学の町として復活!? 幅允孝の挑戦は今日も続く。待望のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「僕と本の話part1」がむちゃくちゃ面白くって、幅少年が充実した読書生活を送っていたか、うらやましくってひっくり返りそうになりました。


    月曜日に発売される週刊少年ジャンプが、土曜日の午後には並んでしまう通称ジャンプ婆さんのお店。フライングゲットのために少年たちは、死に物狂いで少年ジャンプ目指して自転車をこぎまくるエピソード。ご両親が本は好きなのを買っていいと、なじみの本屋でツケで購入できる環境。店頭にあるものから発展して出版目録からもチョイスするという自由な読書時間。こんな豊かな時間を少年期に得られていたら…確かに目利きになり、職業はブックディレクターというのもうなづけます。


    紹介されている本は難しいものからなじみ深いものまで。写真集、コミック、映画、ゆるキャラにいたるまで幅広~い。エヴァと映画「風立ちぬ」、「シドニアの騎士」の章はとても楽しかった。逆にフットボールの章は私にとってはかなりつらかった…。


    こんなに熟成されてまろやかな本愛にあふれている文章を書けるなんて、相当なおじいさんに違いない!と思って検索したら…なんと!私よりも6歳年下でびっくりした。(嘘でしょ。)たくさん良書に触れてきた賜物以外の何物でもないと思った。


    好きなものを追いかけて、つい偏りがちな本棚になってしまうけど、たまには違う風にも当たりたくなります。『読まされ図書室』といい、幅さんのこの本といいジャンル関係なく読みこめるだけの、読書力がほしいなー…と思いました。普段とはちがうものに触れたいという時に参考になる本だと思いました。本と本のつながり方が意外で楽しかったです♪


    本の中にエヴァネタもあったことですし、サブタイトルの『読んでみるのもいい。』という部分は、真希波・マリを意識したのかな~。(←深読み過ぎー。)“「よいしょっと…さすが新型ぁ…胸もピッタリで、気持ちいいっ!」”語呂が合うような…、もしそうだとしたら、かなり面白い♪



    『死ぬ気まんまん』『タイムマシン』『アンパンマンの遺言』『夜と霧』特に気になるのは『夜と霧』。これはいつか必ず読まないといけない。

  • 1冊の本を読んで他の本と結びつけるように読めていけたらいいな。

  • 文章が好き。
    ゆったりとしてて落ち着く。

  • ブックディレクター幅允孝氏のエッセー集。基本的にはこれまで執筆してきた雑誌の掲載部分を寄せ集めたものなので、統一性はない。SFマンガから写真集、ノンフィクションまで、幅氏がこれまで読んだ本の中から自身の経験を踏まえた感想が語られている。決してつまらなくはないが、あえて人に薦めるほどおもしろいものでもない。それこそ「読まなくたっていいのだけれど、読んでみるのもいい。」一冊

  • タイトルに惹かれて手にとってみました。本と本の間にある深いテーマを探って、本棚を編集するブック・プロデューサーである幅さん。本のない場所に本棚を作り、編集するという考え方に驚かされました。
    この本は幅さんがあちらこちらで書かれたものを集めたもの。難しく思う部分もありましたが、読んでいて心地よく、なるほどと思ったりするものもありました。奥深くにあるテーマに視点を持つって面白いな。いくつか気になる本もあったので読んでみたいし、幅さんの仕事も別に本になっているようなので、そちらも読んでみたい。

  • 幅さんの本を初めて読む。この人の文章好きだな。

    こよなく愛する「自発的に不運なアーセナル」について語るときに、フランクルの『夜と霧』の一節を引いてくる、とか、嗚呼このセンスよ。

  • 本と向き合う仕事をしている人の話を聴く(読む)のは、常に刺激的。
    本を読まない多くの人たちにとって、本を読むことがとても小難しく、敷居の高いコトになってしまっているとしたら、その誤解を解きたい。
    本をもっとフランクにささやかな生活の一部としてそっと傍らに置いておけばいい。気が向いたら数行、数ページ辿ってみるだけでいい。そんな風に思う。
    に、しても幅さんの読書レンジはなんでこんなに広いんだろう。
    とても自由に本の海を渡っているようで、羨ましい。

  • 紙がいい。本を愛する著者だからこそ?

  • 本を読むと他の本が気になったり、前に読んだこと後ある本を思い出したりすることがあるのが読書の楽しみなんじゃないかと思った。

  • ブックディレクター幅さんが、本の解説とそれにまつわるエピソードなどをつらつらと書き綴った本。
    なんかね、すごい。やっぱり本を生業にしているからなのか、本に対する熱が半端なく読み手に迫ってくる感じです。
    ますます本が好きになりました。読みたい本がたくさんだ。

全21件中 1 - 10件を表示

プロフィール

有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター

「2018年 『ローカルメディアの仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幅允孝の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
又吉 直樹
ロビン・スローン
エラ・フランシス...
小林 聡美
有効な右矢印 無効な右矢印

本なんて読まなくたっていいのだけれど、を本棚に登録しているひと

ツイートする