老北京の胡同: 開発と喪失、ささやかな抵抗の記録

著者 :
制作 : 張 全 
  • 晶文社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968678

感想・レビュー・書評

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  • 胡同とは、北京の下町もしくは長屋のようなもの。筆者は実際にその胡同に住み、開発によって取り壊されていく状況を実際に体験しながら本書を書いている。
    新しいものを造るには古いものを壊して行かねばならない。そんな時、何を残すべきかは難しい問題だ。北京の胡同の開発(取り壊し)を他山の石として、我々も学ばねばならないと感じた。

  • 「胡同(フートン)」とは北京にある横丁のようなものか。
    古いものは数百年前から存在するという。
    鄧小平以来の開発経済の中で、次々消滅してしまい、現在では文革前の5分の一にまでなってしまったらしい。

    本書はそういった胡同の歴史や生活、変化を記したものだ。
    著者の北京の市井生活に対する愛情がよく伝わってくる。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=5027

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著者プロフィール

1973年に大分県で生まれ、静岡県で育つ。京都大学卒業。京都大学大学院中国語学中国文学科博士前期課程を修了。2000年より北京在住。北京外国語大学ロシア語学院にて2年間留学後、北京のコミュニティ誌の編集者を経て、フリーランスのライター兼翻訳者に。おもなテーマは北京の文化と現代アート。著書に『老北京の胡同――開発と喪失、ささやかな抵抗の記録』(晶文社、2015年)がある。訳書に『北京再造――古都の命運と建築家梁思成』(王軍著、集広舎、2008年)、『乾隆帝の幻玉』(劉一達著、中央公論新社、2010年)、共著に『北京探訪』(東洋文化研究会、愛育社、2009年)、共訳に『毛沢東 大躍進秘録』(楊継縄著、文藝春秋、2012年)、『9人の隣人たちの声』(勉誠出版、2012年)など。

「2016年 『映画と歩む、新世紀の中国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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