閑な読書人

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 140
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968951

作品紹介・あらすじ

大学在学中にフリーライターの仕事をはじめ、そのまま中退し、現在に至る。原稿料だけでは暮らしていけない。足りない分は我慢したり、古本を売ったり、アルバイトをしたり。好きな時間に寝て起きて、古本屋をまわって、一日中、本さえ読めれば……。

身軽な自由業を続ける著者が、その心根を吐露しながら、大好きな昭和初期の文人、古本やまんがについて語る。本の本であり、ニートのための本でもあり、そして昭和の文人魂も味わえる、珠玉のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の話から私もボンヤリ隠居したいなぁと思わされた。

    古本や漫画の書評は殆ど読んだことないものばかりだった。

    ちょくちょく読んでみたいなと思うのもあったりなかったりだったけど、色々読んでみた後にまた再読するかもしれない。

  • 可もなく不可もなく…といったようなエッセイでしたね…著者のダメ人間というか、淡々としている人柄が伝わってくるようでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    それでも読んでみたい本などもあって、読書好きとしては良いエッセイかもしれませんね。僕もこの本の中で読みたい本が見つかり、思わず図書館に予約を入れてしまったもの…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、でも退屈と言えば退屈かもしれませんね…著者は40代半ばにしてまだ半人前の学生のような、そんなメンタリティを抱えた大人だと思います…さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 書評集兼エッセイのまとめ。同著者の『本と怠け者』に困惑した身としては、こちらの方が気楽に読んでいられる。
    また、漫画の書評に1章を割いている構成が珍しい。どれもこれも気になるように仕向けているのは流石だ。いかんせん古いのがなんともかんとも。

  • 南伸坊さんの猫の表紙にひとめぼれ。
    何度見てもあじがあってかわいい。
    トートバッグにプリントしたい。

  • フリーライターの仕事はじめて大学中退。という経歴に惹かれた。読む本の幅が広くて、本当に本が好きなんだなと。私、詩集は手に取った事もない。『教養とは、お金がなくても暇つぶしができること。』 なんか良いな。

  • 「杉浦日向子の隠居術」の引力が強い。

  • ひとめぼれ購入。

    その日暮らしとその場しのぎと気晴らしとひまつぶしは得意

  • 「男のまんが道」の章がいい。

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著者プロフィール

1969年、三重県鈴鹿市生まれ。文筆家。著書に『中年の本棚』『古書古書話』『日常学事始』『本と怠け者』『古本暮らし』ほか、編者をつとめた本に梅崎春生『怠惰の美徳』『吉行淳之介ベスト・エッセイ』尾崎一雄『新編 閑な老人』富士正晴『新編 不参加ぐらし』などがある。

「2024年 『新居格 随筆集 散歩者の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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