ジャズのある風景

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969095

作品紹介・あらすじ

ニューヨークの凍てつく路上、路地裏のジャズ喫茶、燃えさかる評論家の独断と偏見……ジャズはこんな土壌で生き延びている!? アメリカ/ヨーロッパを中心に世界で活躍する日本人ジャズピアニスト山中千尋が綴る、内外の音楽事情、活動の拠点ブルックリンの日常スケッチ、ジャズシーンへの思いのたけを言い放つジャズ評論考などなど、盛沢山の初エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 山中千尋 全国ホールツアー2013
    9/14(土)大阪 サンケイホールブリーゼ(06-6341-8888)
    9/16(月・祝)名古屋 しらかわホール(中京テレビ事業 052-957-3333)
    9/17(火)富山県民小劇場オルビス(FMとやま 076-432-5566)
    9/19(木)町田市民ホール(042-728-4300)
    9/20(金)紀尾井ホール(プランクトン 03-3498-2881)
    9/21(土)静岡音楽館AOI(054-251-2200)
    9/22(日)群馬 太田市新田文化会館 エアリスホール(0276-57-2222)
    9/23(月・祝)渋谷区文化総合センター大和田さくらホール(プランクトン 03-3498-2881)
    http://plankton.co.jp/chihiro/


    晶文社のPR
    「世界で活躍する日本人ジャズピアニスト
    初のエッセイ集を刊行!

    ニューヨークの凍てつく路上、路地裏のジャズ喫茶、燃えさかる評論家の独断と偏見……ジャズはこんな土壌で生き延びている!? アメリカ/ヨーロッパを中心に世界で活躍する日本人ジャズピアニスト山中千尋が綴る、内外の音楽事情、活動の拠点ブルックリンの日常スケッチ、ジャズシーンへの思いのたけを言い放つジャズ評論考などなど、盛沢山の初エッセイ集。」

  •  旅先の倉敷で行掛けに入ったジャズ喫茶で、山中千尋さんのライブがあることを知った。
     その前週にCDショップで山中千尋さんの新譜を試聴しており、すべて偶然のことだけれど縁のようなものも感じ、その場で前売りチケットを購入し、翌々週に山中千尋さんのライブに聴き入った。30人も入れば満員の小さな空間でのライブは、演奏の迫力はもちろん、ユーモアあふれる彼女の人柄にも間近に触れられ、その魅力にたちまち大ファンになってしまった。
     家に帰り、パソコンで検索すると、サイのマークの晶文社から本エッセイが出ていたので早速ポチっとな・・・。
     自らを取り巻く状況を俯瞰的に見て取り、ウイットを感じさせる文章に仕上がっており、また、活躍の場がニューヨークはじめ世界にわたるので、読んでいて興味が尽きることがない。スポーツ選手と同様な思考を持たれていることを感じさせ、イチロー選手を応援する感覚でエッセイを読んでいる自分に気づく。
     エッセイの次回作ももちろんだが、山中千尋さんの次回新譜が楽しみの一つに加わりました。

  • 山中千尋さんの文章はとても好きでした。
    落ち着いて上品なで丁寧な文章で、私が知らなかったもの達が多く登場したり、本の中でご本人も言っていたように『日々の学習と、ユーモアと、ほんの少しの愛情を込めて』行うジャズ評論家に対する批評など、1つ1つは短いエッセイですが読み応えは十分あります。
    とはいえエッセイはエッセイで、本にまとめると一度に読むにはちょっと多い、長く感じられました。

  • 私が抱いていた山中千尋のイメージそのままだった。寺島靖国とのバトルには最初はある種の爽快感のあったが何度も繰り返されるうちに少々大人げなさを感じた。タイトルに風景とあるのだから日常的などうでもいいような話題でいいのだろうが、もう少しジャズの現場の話とかのディープな話を聞きたかった。

  •  山中さんはニューヨークという街を心底愛しているんだろうなと思った。この本には、実際に暮らした人にこそ見える鮮やかなニューヨークの姿がある。生の空気が、むわあっ、とたち込めてくるかのようである。

  • いつだったかなぁ
    新聞に載せられていたコラムで
    正岡子規さんの「歌詠みに与ふる書」のことを取り上げて
    彼(正岡子規のこと)はロッカーだ!
    と 軽妙なタッチで綴っていたことを思い出しました。
    そこに関係しているところも ちらりとでてきます。

    ほぼジャズにはなじみがない人(私のことです)に
    ジャズのこと、ジャズ・ミュージシャンのこと、ジャズの本場のこと、ジャズ評論のこと等々
    それらを
    ほぼ、わからないのに
    最後まで 実に興味深く ぐいぐい引っ張ってくださる

    それよりも
    よくぞ ここまで「人の生活の営み」を独特の視点と誰にでも分かる言葉で描きだす力はただものではありませんね

    その筆力と知性に大拍手です。

  • 出だしのビレッジバンガードの威勢のいい女主の話が面白かった。後の方でも再びトイレのレバーのコツが出てきます、。この本の全体の作りはジャズ誌に掲載したエッセイを一冊に集めている集大成(!?)なので、どこからでも形式張らずに読めます。私もジャズを聴きながら読み進めました。三省堂のブックカバーのそんな使い方があったのか〜w ジャズに関連もある神保町を古書とカレーと変態の町と(愛着を持って)言い切ったのに思わずニンマリしてしまいました。

  • 今一番気に入っている女性ピアニストの千尋さんのエッセイ。とてもオシャレでセンス溢れる話しぶりがいい

  • 日本を代表するジャズピアニストのエッセイ集。一貫しているのはアイロニカルな批判的眼差し。ジャズをあたかも高尚なものとして扱うジャズ評論家を鼻で笑う姿は痛快。軽快なピアノ演奏で惹きつけられるように、その思考と文書力に引き込まれる。

  •  読了。ニューヨークはブルックリンに拠点を置くジャズピアニストの女史によるジャズや取り巻く環境、日常あれこれ等を独自の視点で(少し愚痴も踏まえてw)語るエッセイ集。とにかくざっくばらんで、ややもすれば挑発的な評論もあって、相変わらずセンスがすごいw
     まだ学生だった時分、名古屋ブルーノートに氏の1stアルバムツアーだったかな?ライブを観に行ったことがある。その時は学割なるライブハウスには珍しい制度を使い、ステージから見て右端の方に椅子を雑に並べただけのエリアにぽつんと座って観ていたわけだが、途中のMCで氏が「なんだかあの辺の席傍聴席みたいですね。私達裁かれちゃうのかもーw」と言っていたのがすごく印象に残っている。不快とかではなく、ただただそのフリーダムなセンスとあっけらかんとした笑顔が素敵で「これがニューヨークの風か…」なんて10代の僕はひとりごちていたのだった。
     ジャズミュージシャンでエッセイストと言うと山下洋輔御大が思い浮かぶけど、アグレッシブでフリーダムでセンセーショナル(横文字並べただけ)なセンスのこのエッセイ集は、難しいジャズのあれこれは全く分からない自分にとってはとても面白かった。今度のライブツアーも行ってみようかな。

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