新版 光の子と闇の子──デモクラシーの批判と擁護

制作 : 佐藤優 
  • 晶文社
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本棚登録 : 68
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969675

作品紹介・あらすじ

〈キリスト教的現実主義〉の立場から、ジミー・カーター、ブッシュ父子、バラク・オバマらアメリカの政治家たちに大きな影響を与えてきたラインホールド・ニーバーの古典的名著を復刊。第二次世界大戦末期に刊行され、デモクラシー社会が内包する脆弱性を指摘しながらも、その原理の正当性を擁護した本書は、デモクラシーの危機が叫ばれる今こそ必読のテキスト。解説・佐藤優。
「私の人生にとって本書『光の子と闇の子』は決定的に重要な意味を持つ書だ。──佐藤優」

感想・レビュー・書評

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  • ・自分の意志や自分の利益以上の律法を認めない道徳的シニックスを、聖書のよび名で「この世の子ら」または「闇の子」と名づけ、私的利益をより高い律法のもとに従わせねばならないと信ずる人を、「光の子」と名づける事ろしよう。
    ・機械が象徴する富も、機械が生み出す富も、両方とも、複雑な共同的職務によってつくり出されるものである。このような生産過程を「個人的」所有とするのは、時代錯誤であり、また、事実と一致しない。
    ・ロシアはその権力欲に内的な道徳的抑制を加えることが一番困難な国である。自己批判を困難にさせ、自己正当化を避けがたくさせるところの、単純な宗教と文化を指導精神としているからである。

  • The Children of Light and the Children of Darkness: A Vindication of Democracy and a Critique of its Traditional Defence(1944)

  • 【部分読了】
    佐藤優「ラインホールド・ニーバー『光の子と闇の子』解説」、213-253頁。

    213-225頁の、解説者が本書に触れた経緯と、225-253頁の、解説からなる。
    前半は読んでておもしろいけど、自分が書いたのでもなければ訳したのでもないのだから、自分のエッセイなどの一つの章として書いてもらいたかった。
    後半は一般的な解説(そんなものがあるかはわからないけど)と違って、本文からのみ引用がかなりの部分を占める。正直これを解説と言っていいのかな…とも思った。文体からかなり主観的な印象を受ける部分もあった。ニーバーの、マルクス主義どコミュニズムに対する洞察以前の勉強不足という指摘は、授業で半分ほど扱ったときには全然考えが至らなかったので、ロシア外交の専門家でもあった方から見るとそう読めるんだなーと思った。ニーバーすごい!だけで終わらせないようにしてもらった気がする。

  • 理解できていないところは多いが、ひとまず一通り読み終わった。また時間を見つけて読み返したい。
    昨年後半に「さらば、民主主義」という本を読み、「光の子と闇の子」を読みはじめる。
    年始にはスターウォーズを観たので、スターウォーズと光の子闇の子がかぶって感じられた。
    スターウォーズは戦争だから、政治も濃く描かれているし、あたりまえといえばあたりまえなんだろうけど。
    政治学の教員と神学の教員とでスターウォーズをテーマとした講義とかやったら面白いだろうな、きっと。

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著者プロフィール

1892-1971年。アメリカの神学者、倫理学者。エルムハースト大学、イーデン神学大学、イェール大学神学大学院に学ぶ。デトロイトのベセル福音教会牧師を経て、ニューヨークのユニオン神学大学院教授。〈ネオ・オーソドクシー〉と呼ばれる神学傾向の代表的存在。国務省の政策立案委員会の顧問も務め、アメリカの外交政策に大きな影響を与えた。著書に『ソーシャルワークを支える宗教の視点』『アメリカ史のアイロニー』『人間の運命』(共に聖学院大学出版会)、『道徳的人間と非道徳的社会』(白水社)などがある。

「2017年 『新版 光の子と闇の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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