- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794970527
作品紹介・あらすじ
人はなぜ「樹海」に惹かれるのか。
富士の裾野に広がる巨大な森林であり、
都市伝説のイメージで覆われた秘奥の場所
――「青木ヶ原樹海」。
20年間にわたり総計で100回現場を訪れる
第一人者がその真実に迫る。
自殺の名所としてホラー・怪談好きには
有名なスポットであり、ハリウッド映画の題材となり、
またYoutubeの動画拡散事件により騒動が起きた
ことも記憶に新しい「樹海」。
本書では、樹海の成立、歴史的背景から樹海に眠る廃墟、
遺物、信仰、探索に必要な装備や向かい方などを網羅する。
最前線から伝える、樹海ノンフィクション決定版。
感想・レビュー・書評
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樹海を自然・ 信仰・アングラネタ、さまざまな角度から描いた一冊。著者の得意とするテーマ、樹海で行動を共にする面々ゆえか、自殺・宗教といった内容のほうがやや厚い印象だが、それ一辺倒ではないので、まだまだ読後は軽い感じ。
樹海を多角的にとらえていて面白い。
とはいえ、生々しい自殺現場などの描写もあり、ダメな人はダメな内容だと思う。
(逆に志願者には抑止効果があるかもしれない?)
元殺人犯M氏、死体探しマニアのK氏、死体写真家と濃すぎる面々も実際には会いたくない、活字越しで十分!という具合。世の中にはおそろしい人がいるものだ…。
ちなみに、著者とK氏の樹海行に同行した事故物件住みます芸人・松原タニシは、『ボクんち事故物件』4軒目でその時の様子について語っている。事故物件芸人からしてもK氏はやはり異様な存在に映ったようだ。
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崇高なものを求めて居た訳ではないのですが、かなり下劣な方面の本でした。序盤はどうでもいいような観光案内でしたが、中盤以降はアングラ雑誌の臭いの漂う内容となっています。樹海と言えば自殺者という事で、そちらばかりクローズアップして書かれているので、悪乗りの域を出ていないように感じられました。
それでも樹海が身近になりつつ、きっと樹海散歩に行くことは無いであろうと確信しました。 -
樹海の地勢とか植生とか学術的な解説を期待してたわけじゃないんだけど、思った以上に軽い内容だった。
敷居を低くという思惑もあったのか、前半は樹海というか富士山麓の観光案内風。で、徐々にディープになっていく。自殺のメッカであるのは間違いないらしい。
実はコンパスは利く、植生が貧弱なので森が明るい、トレッキングの延長で歩ける、ちょっとした「マニア」がいる、などのティップスは面白かった。 -
X(Twitter)で樹海探索しているひとが年に1度質問に答えていて、そのポストがかなり面白かったので、樹海探索者として著名と紹介されてた村田らむさんの「樹海考」を読んでみた。
文章はまどろっこしいけれど探索内容は興味深い。樹海には色んな都市伝説があるがわりと普通の森だとわかった。探索はマニアックな趣味に思えるけれど一度行ったらハマるのかもなあ。
読後はやや物足りない気持ち。 -
後半のやきそばぱんたべながら死体見る人【⠀腐ってる時がいい人】と死体写真かがとても印象的。でも前置きのアクセスいいからもっと詳しく描写が知りたかった
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2021/09/05
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実話怪談かと思ったけど、樹海案内という感じで、怪談ではないです。
でもご遺体発見の時の状況が書かれたりしてるので、そこが怖い人はいるかも。
案外真面目で、樹海に愛がある感じは良かったです。 -
同じことを何度も言ったり
文章はあまりうまくない。
したいマニアの話には
気分が悪くなった。