(あまり)病気をしない暮らし

著者 :
  • 晶文社
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794970657

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ風、平易な言葉(態度?)でよもやま話をしてくれる

  • 風とインフルエンザの違いが分かった気がする。でも、コロナってなんだ?

  • うーん、面白いのは面白かったけど、後半ダレた。特に大学事情うんぬんの番外編は別の本で読みたかったかも。ともあれ、お医者様に誠意を持って共感してもらうと、風邪は1日早く治るそう。こういう話はいいのよ、うん。裏表紙のカット、何じゃこりゃ?と思ったけど、もし今後、この本のことを思い出す機会があったら、間違いなくこの「キッチキチ〜ダイエット」だわ。こういうネイルアートって既にある気もするが。

    2018年現在で、国立大学の学費は年間54万円だそう。

  • 現代の医学で分かっている範囲で謙虚に、飄々と病気、がん、遺伝子、微生物などについて語られてありよかった。

    遺伝子とプライバシー、子供の権利に関する話、微生物学における生物の定義など、議論が分かれているものはしっかりと書かれており信頼できるなと感じた。

  • 平易な言葉で患者さんに説明できるように使うために研修医の先生に読んでもらうのも良いかもしんない。そろそろ外来研修はじまるし。

  • 読みやすくおもろく書かれているけれど,現状判る医学の限界をきちんと詳らかにしている.結局まだまだ判らないことだらけなので,そのときの最新情報を基に自分で取捨選択するしかない.

  • 微生物病の研究を経た大阪大病理学の教授が著者。
    前作同様、豆知識だったり有益な無駄話がふんだんに盛り込まれてて飽きない文章の構成になってる。
    こういう本を読んでると、幼き頃に夢描いてた医学の道を歩まなかったことの後悔がでなくもない。こういう先生に出逢いたかったものだ。

    著者も幾度となく言ってるが、本書のタイトルに対する明確な答えを提示していない。
    その理由としては、経歴にも書いた通り本書は微生物、病理、人の身体のつくりを研究してた方が書いているので、その対処法もそこの分野(原理的なこと)に関連した内容になってるから。

    個人的には3章と4章が面白かった。
    3章がゲノム、将来どのようなことが医療に起きるか。
    4章がアルコール、アル中とはなにか、アルコールを飲むとどのようになりどのような考え方ができるか。

    総評としては、やはりタイトルへの明示的な解がないこと、衝撃的な内容がなかったことを考えると、前作の良さを再認識しまた読み直したいと思う。

  • タイトルに反し病気にならない方法なんかはあまり教えてもらえずむしろこの方法は意味がないとかこの病気はこの程度しか防げないとか
    そんなところがとても良い

  • タイトルに似合わず病理学を紐解いた本。病理学って全然表に出てこないけど、直近かなり前進してるんだね。それと、発展の限界が見えてきたことがわかった。

  • 関西弁。ユーモアたっぷりで冗談ばっかりの
    語り口が人気なのか。

    病気をしない秘訣はあまり書かれていない。
    途中けっこう読み飛ばした。

    そんななか、メモ。
    143p
    アルコール、薬物、たばこなどの物質依存。
    ギャンブル、仕事、ゲーム、ネットなどの行為依存。
    それぞれのメカニズムはわかっていないが、依存症とは、脳内にあたらしい快楽のネットワークがmできてしまう状態
    その回路を組み替える研究 米国 電気刺激を脳に


    こういうのがまずいよね!電気ショックで治して、それでいいの?

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著者プロフィール

1957年、大阪生まれ。大阪大学医学部卒業後、内科医から研究者になる。ヨーロッパ分子生物学研究所、京都大学などを経て、大阪大学大学院医学系研究科教授。2022年に退職し隠居生活。専攻は生命科学。著書に『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』『(あまり)病気をしない暮らし』(共に晶文社)、『みんなに話したくなる感染症のはなし』(河出書房新社)、『からだと病気のしくみ講義』(NHK出版)、『仲野教授の 笑う門には病なし!』(ミシマ社)などがある。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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