さよなら! ハラスメント

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 81
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794970688

作品紹介・あらすじ

財務省官僚トップによるセクハラ問題、医学部不正入試問題、スポーツ界を揺るがす数々のパワハラ、アイドルに対する人権無視……。問題は至るところに噴出し、平成の終わり、私たちはやっと目覚めようとしている。
そもそも、ハラスメントとはどういうことなのか? なぜハラスメントが起きるのか? ハラスメントのない社会にするために何が必要なのか? 自分にできることは何か? ハラスメントと社会について考えるためのヒントを、小島慶子が11人の識者に尋ねる。ハラスメントの在りようは、いまの日本を写し出す鏡でもある。すこしずつ、前に進むために、みんなでいっしょに考えよう!

感想・レビュー・書評

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  • 小島慶子さんが11人の識者にハラスメントについて聴きにいく。
    昨今のハラスメント事情をメディアで読んだり聞いたりして、自分のハラスメントに対する理解とか認識って甘いな、緩いな、勉強しなきゃ、と思い読んでみる。
    けっこうボリューミーで読むのに時間がかかったけど読んでよかった。
    先生方のおはなしも勉強になったし、加害体験も被害体験も辞さず話される小島さんがますます好きになった。
    オッサンOSの話題はドキッとした。
    私にも確かにある!古びて腐臭をまとっている価値観が!
    今後これとも戦っていかなきゃと思った。
    小島さんがあとがきでも書かれていたけど今は『過渡期』。
    良い方向にいけばいいのだけれど。
    それにはまず自分の意識を変えていかないと!

    「私、オッサンはOSだと思ってるんです。オッサン的思考がインストールされている人は、中年男性だろうが、若い女性だろうが、オッサン。」...トミヤマユキコ氏

  • 小島慶子さんの新刊がでると連絡がくるようにセットしています。
    なぜ、私が小島慶子さんに興味を持っているかというと
    彼女のご主人が結婚後無職になったからです。
    そういう例は無いので。

    小島慶子さんが11人のインテリのこの件に関する専門家の皆さんと話し、意見を聞くという企画。
    私としては小島慶子さんの名前がなければ
    一生関わらないかた達だったと思われます。

    言い方を変えれば、
    小島慶子さんのおかげで、さまざまな分野で活躍される
    教養豊かな皆さんのご意見を伺うことができた。

    とても良い企画だと思います。
    ただ、毎回毎回
    福田淳一元財務事務次官の名前が連呼されるのは
    ちょっと気の毒だったかなと。

    ついでに書いちゃう、渡部直己教授、山口敬之。
    きっと、もっと昔なら、こんなふうに騒がれなかったのかな?と。

    気の毒という思いもあるのは嘘ではないのですが、
    ざまみろという気持ちもあります。

    とても面白い本でした。

  • 執筆者は
    桐野夏生、武田砂鉄、伊藤公雄、斉藤章佳、白河桃子、中野円佳、伊藤和子、浜田敬子、荻上チキ、トミヤマユキコ、佐藤信

    晶文社のPR
    時代をとめない。
    財務省官僚トップによるセクハラ問題、医学部不正入試問題、スポーツ界を揺るがす数々のパワハラ、アイドルに対する人権無視……。問題は至るところに噴出し、平成の終わり、私たちはやっと目覚めようとしている。
    そもそも、ハラスメントとはどういうことなのか? なぜハラスメントが起きるのか? ハラスメントのない社会にするために何が必要なのか? 自分にできることは何か? ハラスメントと社会について考えるためのヒントを、小島慶子が11人の識者に尋ねる。ハラスメントの在りようは、いまの日本を写し出す鏡でもある。すこしずつ、前に進むために、みんなでいっしょに考えよう!
    https://www.shobunsha.co.jp/?p=5062

  • 社会分析としても、とっても面白い本です。
    自分が加害者になっていないかという自省を欠かしてはならないと強く思いました。しんどい思いをしている方にはサクロンのような効用があります。あなたが悪いわけじゃない。日本の既得権益層マジョリティが時代遅れで共感性欠如なだけなんです。

    人に迷惑をかけない限り隙間時間をどう使おうと個人の自由ですし、切り取られた時間を表層的に見ているだけでその人の知性・教養なんて推し量ることは絶対に出来ないのだけど、僕はどうしても少年漫画を読んでいるビジネスマンが好きになれない。それがスピリッツやモーニングならいいのかというとそうでもないし、漫画じゃなくて週刊実話や週刊大衆だったらどうかというとまた別の意味でうーん・・・という感じにもなるのだけど、とにかく、僕にはそういう蔑視感情があるわけです。ジャンプ好きのみなさん、ごめんなさい!(僕は「ハイキュー!!」大好きです)

    『いい大人がまだ少年ジャンプなんか読んでんの?って言われたら | http://xn--eck0aj1fsi4b.com/ ( ・`д・´) 』
    https://www.toriikengo.com/no-jump-comics/

    さて、この間、通勤電車の中で50手前くらいの女性がスマートフォンで漫画を読んでいました。ふーん、今時だなぁなんて思いながら、少女漫画的なタッチのその作品が何かは全く検討つかないなとジャンルの壁を感じていたのですが、その時、ある事に気付いてドキッとしたんです。

    僕、男性ビジネスマンが漫画を読んでいたり、必死でモンストやってたりするのを見たときの残念感を全く感じていなかったんです。

    これって完全にジェンダー差別、もしくはロール差別ですよね。

    自分より年上の女性の事を、隙間時間に意識高い系の情報収集をするべきだゾーンから無意識に外していたわけですから。

    その女性がビジネススーツ姿だったら自分の印象は変わってきたのかと自問すると、これまたパラメーターが増えてきて厄介な話になるのですが、漫画サラリーマンにも、スマホゲーマースーツにも、もう少し温かい目を向けようと決心しました。

    だけどね、あいつら、顔とスマホの間にクリアランス保つためにすんげぇ微妙なとこに立って乗車率を下げるし、肘の角度が上がってて邪魔。そんな奴に限って電車の揺れで舌打ちをしやがる。

    ・・・あ、いかんいかん。今年のテーマは包摂と寛容だった。

  • 東2法経図・6F開架:KW/2019//K

  • 編者:小島慶子

    【書誌情報】
    四六判並製 392頁
    定価:本体1750円+税
    ISBN:978-4-7949-7068-8 C0095
    〔2018年2月〕
    https://www.shobunsha.co.jp/?p=5062

    【主要目次】
    はじめに

    怒るのは悪いことか?  桐野夏生
    テレビが生んだハラスメントをどう変える?  武田砂鉄
    男性学・男性性研究からみえてくるハラスメント社会  伊藤公雄
    わたしたちは男尊女卑依存症  斉藤章佳
    ハラスメントがデフォルトの日本の職場を変えるには?  白河桃子
    いじりはなぜつらいのか?  中野円佳
    法律は、ハラスメントや差別をなくすのに役立ちますか?  伊藤和子
    メディアの体質を変えるには?  浜田敬子
    いじめが起きないご機嫌な社会へ  荻上チキ
    大学の中のハラスメント  トミヤマユキコ
    社会の変化と自分の変化を恐れない  佐藤信

    おわりに

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著者プロフィール

一九七二年オーストラリア生まれ。エッセイスト、タレント。東京大学大学院情報学環客員研究員。九五年TBSにアナウンサーとして入社。九九年、第三六回ギャラクシー賞DJパーソナリティ部門賞を受賞。二〇一〇年TBSを退社後、エッセイや小説を執筆し、各種メディア出演や講演活動を精力的に行っている。また仕事のある日本と、家族と暮らすオーストラリアとを往復する出稼ぎ暮らし。『解縛――母の苦しみ、女の痛み』(新潮文庫)、『女たちの和平交渉』(光文社)、『これからの家族の話をしよう』(海竜社)、『るるらいらい 日豪往復出稼ぎ日記』(講談社)、小説『わたしの神様』(幻冬舎文庫)、『ホライズン』(文藝春秋)、『幸せな結婚』(新潮社)など、著書多数。

「2019年 『さよなら! ハラスメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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