さよなら! ハラスメント

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 164
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794970688

作品紹介・あらすじ

財務省官僚トップによるセクハラ問題、医学部不正入試問題、スポーツ界を揺るがす数々のパワハラ、アイドルに対する人権無視……。問題は至るところに噴出し、平成の終わり、私たちはやっと目覚めようとしている。
そもそも、ハラスメントとはどういうことなのか? なぜハラスメントが起きるのか? ハラスメントのない社会にするために何が必要なのか? 自分にできることは何か? ハラスメントと社会について考えるためのヒントを、小島慶子が11人の識者に尋ねる。ハラスメントの在りようは、いまの日本を写し出す鏡でもある。すこしずつ、前に進むために、みんなでいっしょに考えよう!

感想・レビュー・書評

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  • 小島慶子さんが11人の識者にハラスメントについて聴きにいく。
    昨今のハラスメント事情をメディアで読んだり聞いたりして、自分のハラスメントに対する理解とか認識って甘いな、緩いな、勉強しなきゃ、と思い読んでみる。
    けっこうボリューミーで読むのに時間がかかったけど読んでよかった。
    先生方のおはなしも勉強になったし、加害体験も被害体験も辞さず話される小島さんがますます好きになった。
    オッサンOSの話題はドキッとした。
    私にも確かにある!古びて腐臭をまとっている価値観が!
    今後これとも戦っていかなきゃと思った。
    小島さんがあとがきでも書かれていたけど今は『過渡期』。
    良い方向にいけばいいのだけれど。
    それにはまず自分の意識を変えていかないと!

    「私、オッサンはOSだと思ってるんです。オッサン的思考がインストールされている人は、中年男性だろうが、若い女性だろうが、オッサン。」...トミヤマユキコ氏

  • なぜハラスメントが起きるのか? ハラスメントのない社会にするために何が必要なのか? 自分にできることは何か? ハラスメントと社会について考えるためのヒントを、小島慶子が11人の識者に尋ねるインタビュー集。

    それぞれの分野の人へのインタビューは興味深いが,聞き手がしゃべりすぎる感じもあり・・・。

  • 小島慶子さんの新刊がでると連絡がくるようにセットしています。
    なぜ、私が小島慶子さんに興味を持っているかというと
    彼女のご主人が結婚後無職になったからです。
    そういう例は無いので。

    小島慶子さんが11人のインテリのこの件に関する専門家の皆さんと話し、意見を聞くという企画。
    私としては小島慶子さんの名前がなければ
    一生関わらないかた達だったと思われます。

    言い方を変えれば、
    小島慶子さんのおかげで、さまざまな分野で活躍される
    教養豊かな皆さんのご意見を伺うことができた。

    とても良い企画だと思います。
    ただ、毎回毎回
    福田淳一元財務事務次官の名前が連呼されるのは
    ちょっと気の毒だったかなと。

    ついでに書いちゃう、渡部直己教授、山口敬之。
    きっと、もっと昔なら、こんなふうに騒がれなかったのかな?と。

    気の毒という思いもあるのは嘘ではないのですが、
    ざまみろという気持ちもあります。

    とても面白い本でした。

  • 執筆者は
    桐野夏生、武田砂鉄、伊藤公雄、斉藤章佳、白河桃子、中野円佳、伊藤和子、浜田敬子、荻上チキ、トミヤマユキコ、佐藤信

    晶文社のPR
    時代をとめない。
    財務省官僚トップによるセクハラ問題、医学部不正入試問題、スポーツ界を揺るがす数々のパワハラ、アイドルに対する人権無視……。問題は至るところに噴出し、平成の終わり、私たちはやっと目覚めようとしている。
    そもそも、ハラスメントとはどういうことなのか? なぜハラスメントが起きるのか? ハラスメントのない社会にするために何が必要なのか? 自分にできることは何か? ハラスメントと社会について考えるためのヒントを、小島慶子が11人の識者に尋ねる。ハラスメントの在りようは、いまの日本を写し出す鏡でもある。すこしずつ、前に進むために、みんなでいっしょに考えよう!
    https://www.shobunsha.co.jp/?p=5062

  • 社会分析としても、とっても面白い本です。
    自分が加害者になっていないかという自省を欠かしてはならないと強く思いました。しんどい思いをしている方にはサクロンのような効用があります。あなたが悪いわけじゃない。日本の既得権益層マジョリティが時代遅れで共感性欠如なだけなんです。

    人に迷惑をかけない限り隙間時間をどう使おうと個人の自由ですし、切り取られた時間を表層的に見ているだけでその人の知性・教養なんて推し量ることは絶対に出来ないのだけど、僕はどうしても少年漫画を読んでいるビジネスマンが好きになれない。それがスピリッツやモーニングならいいのかというとそうでもないし、漫画じゃなくて週刊実話や週刊大衆だったらどうかというとまた別の意味でうーん・・・という感じにもなるのだけど、とにかく、僕にはそういう蔑視感情があるわけです。ジャンプ好きのみなさん、ごめんなさい!(僕は「ハイキュー!!」大好きです)

    『いい大人がまだ少年ジャンプなんか読んでんの?って言われたら | http://xn--eck0aj1fsi4b.com/ ( ・`д・´) 』
    https://www.toriikengo.com/no-jump-comics/

    さて、この間、通勤電車の中で50手前くらいの女性がスマートフォンで漫画を読んでいました。ふーん、今時だなぁなんて思いながら、少女漫画的なタッチのその作品が何かは全く検討つかないなとジャンルの壁を感じていたのですが、その時、ある事に気付いてドキッとしたんです。

    僕、男性ビジネスマンが漫画を読んでいたり、必死でモンストやってたりするのを見たときの残念感を全く感じていなかったんです。

    これって完全にジェンダー差別、もしくはロール差別ですよね。

    自分より年上の女性の事を、隙間時間に意識高い系の情報収集をするべきだゾーンから無意識に外していたわけですから。

    その女性がビジネススーツ姿だったら自分の印象は変わってきたのかと自問すると、これまたパラメーターが増えてきて厄介な話になるのですが、漫画サラリーマンにも、スマホゲーマースーツにも、もう少し温かい目を向けようと決心しました。

    だけどね、あいつら、顔とスマホの間にクリアランス保つためにすんげぇ微妙なとこに立って乗車率を下げるし、肘の角度が上がってて邪魔。そんな奴に限って電車の揺れで舌打ちをしやがる。

    ・・・あ、いかんいかん。今年のテーマは包摂と寛容だった。

  • 資料ID:98190312
    請求記号:367.21||K
    配置場所:工枚特集①
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「SDGs特集」☆
    SDGsを特別なものとしてではなく「自分ごと」として捉え、それぞれの活動、生活の中に浸透できるようSDGsを理解し社会課題に関心を持つことを目的としています。

  • 『被害者であり傍観者であり加害者でもあった自分に気がついて、悔やむ気持ちが湧きあがりました。』

    小島慶子さんがハラスメントについて、様々な人と話し合う対談集。
    セクシャルハラスメントが主だが、パワーハラスメント、いじめ/いじりについても。
    どの方も意見がわかりやすく噛み砕かれていて読みやすい。
    小島さんや対談相手の方達と意見が異なるところもあったが(小島さんと対談相手の間でもある)、違う意見も考えの材料にできるので、読めて良かった。
    私も加害者であったり傍観者であったり(それはもう加害者なんだけど)して来ていて、自覚しているだけでなくまだ気づいていないところもあるだろう。
    自己を省みながら、自分も社会もちょっとずつでも前進させていきたい。

  • 社会、会社、学校、家庭。あらゆる所にあるハラスメントを洗い出して紐解き、考えるきっかけになる本。

    大学での不正入試についての問題、テレビ業界の男女の違い、痴漢、いじめ、家庭内での立場、大学での学生から教員へのハラスメントなど様々な問題が取り上げられています。「おかしい」と思った事は声を上げていいんです。「もうやめよう」を合言葉にしていけば、いつかそれが当たり前になります。

    情報量が多くて、頭がくらくらしてくるかも。それでも色々な人に読んでほしいと思う本です。

    P349 浸透するオッサンOSコミュニケーションより
    「下ネタで対人関係が円滑になるという幻想を抱いている人(中略)オッサン的思考がインストールされている人は、中年男性だろうが、若い女性だろうが、オッサン」

    P380事実と枠組を知るより
    「古い価値観を持っている人にどうやったらわかってもらえるか(中略)ハラスメントと犯罪を明確に区別して議論すべきだと思っています」

    NDC 367.2

  • 対話形式はめんどくさく、読むのをやめてしまった。

  • 最近日本という国がほとほと嫌いになる局面が増えた。
    そのひとつにこのハラスメントがある。この本に取り上げられているハラスメントのいずれもどんな世界にも蔓延っている悪しき慣習だと改めて感じた。

    ニートみたいな造語の浸透によって本来の意味が曖昧になって市民権を得ていく負の作用が大嫌いだ。
    この本に出てくるテーマで言えばセクハラ。確かにどこぞの副総理が言う様に『セクハラ罪』なんてないのだけど,セクハラってちょっと表現軽すぎない?いじめだってそう。もうただの暴行・傷害・強要・恐喝という立派な犯罪行為なのにいじめで済ます。もっと深刻にとらえてほしいことが軽く捉えられ過ぎている。
    私も営業職をやってたときはセクハラ・パワハラ三昧の現場に辟易した。ただ,それをそれとなく相談した時に上司が「自分が壊れて取った案件なんて要らないよ、その案件がなくても会社は死なない。おまえが死ぬな」と言ってくれたのは嬉しかった。
    昔の価値観をずるずる引きずって自分自身ではアップデートできずに口を開けば「若いやつはなってない」「俺たちの時代は違う」なんて平気で言う。新しい価値観に対応できていないことに対して,再教育の機会が必要ですねって言う人もいるけど,そういうことする人は自分の意識を自ら変えないと変わらないよ。他人から教示されても響かないの。その世代が早く“淘汰”されてしまえばよい。小島さんの意見に力強く共感する。
    この対談に出てくる様な考えの人ってもっと世の中にいて良いのにな。生きやすい世の中に少しでも変わっていってほしい。

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著者プロフィール

タレント、エッセイスト、ラジオパーソナリティ

「2020年 『女の七つの大罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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