ハイ・パフォーマンス理論 競技場に立つ前に知っておきたい「からだ」のこと
- 晶文社 (2024年11月22日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784794974419
作品紹介・あらすじ
〈SNS総フォロワー数28万人〉が注目するトレーナーが
スポーツ業界に激震を呼び起こす「構造革命」!
世界基準[デファクトスタンダード]で勝ち抜くために、
〝高重心化〟ボディを手に入れろ!
日本人が親しんだ「腰肚[コシ/ハラ]文化」からの
脱却を加速させる、圧倒的な理論とトレーニング法を
図解入りで完全解説。
あらゆる競技の捉え方を一変させる驚愕のQ&A!
▼競技構造×運動構造×身体構造
三つの「理解の掛け算」でトレーニングを加速させろ!
1:すべての競技は異なった原則で設計されている。
2:よってそれぞれの競技において、適切なトレーニングを
しなくては意味がない。
3:どのようなトレーニングが適切なのかは、その競技がどういう
構造(設計)でできているか、見極める必要がある。
・高重心競技か、 ・対人競技か、 ・対人競技の中で
低重心競技か 非対人競技か 接触アリかナシか
→[高重心競技]―→[対人競技]―→[対人競技の中で接触アリ]
[非対人競技] [対人競技の中で接触ナシ]
→[低重心競技]―→[対人競技]―→[対人競技の中で接触アリ]
[非対人競技] [対人競技の中で接触ナシ]
4:一方、どの競技でも共通で「絶対に力を入れるべき部位」と
「絶対に力を入れてはならない部位」が存在する。
5:トレーニングにおいては「4」の原則を徹底したうえで、それぞれの
競技特有のトレーニングを行う。
[目次]
1 「パフォーマンス向上の構造」を考える
2 競技構造を考える
3 トレーニングの三階層
4 競技を思考する
5 対人競技特有の身体操作スキル
6 力を入れるべき部位・力を抜くべき部位について
実践編 身体操作トレーニング
[合計27セットのトレーニングを詳説]
感想・レビュー・書評
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この本では、高重心と低重心のメリット、デメリットから特に高重心における身体の使い方を説明している。
パフォーマンスが上がらない人は絶対に読むべきだと思った。
ただ、力感なく動くというのは言葉で書かれているほど簡単なものではない。
それは心理的な部分が体には関係しているからである。
趣味だと気持ちよくできるかもしれないが、競技になると勝敗がある。
絶対に勝ちたいと思うと、力が入ってしまうものだし、性格的にリラックスするのが苦手な人もいる。
そういう多くの要素で身体の機能は変わってしまうということを理解できると自分の感覚にさらに敏感になれると思う。
データももちろん大切だが、敏感に自分の感覚を探索することも同じくらいの必要。
わかりにくいけど、自分の身体は自分にしかわからないのだから。
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ハイ・パフォーマンス”理論”とタイトルにあるように
主に”理論”を中心とした書籍。
ここ最近で色んな本を著者は出版されています。
※最強の身体能力 プロが実践する脱力スキルの鍛え方
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4761277041#comment
※最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4761277734#comment
スポーツ競技には、高重心の競技と低重心の競技があると
スポーツの分類から始まり、
分類によって望ましい体の使い方や姿勢があるという
何とも初めて聞かされることばかりでした。
自分の理解が正しいかどうか分かりませんが、
この著者も高岡氏の本(例えば、↓の2冊)の
流れをくんでいるようにも感じます。
※日本人が世界一になるためのサッカーゆるトレーニング55
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4047318000#comment
※サッカー球軸トレーニング
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4418194142#comment
残念ながら自分には”ちゃんと”理解できないのですが、
何冊か色んな視点から読み進めて、
自分の理解度を上げていきたいと思います。 -
図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」
フットサル部
請求記号:780.7/Na
図書ID:10063188
所蔵館 2号館図書館 -
パフォーマンス向上の構造:
トレーニング→安易に満足感≒諸刃の剣
フィジカルブラックボックス
競技構造を考える:
選択肢
重心の高低
対人・非対人分類
トレーニングの三階層:
フォワードランジ
フィジカル原則
見せかけ上のレベルアップの罠
競技を思考する:
基本と基礎
対人状態確認
対人競技特有の身体操作スキル:
封力 キレのある動き スライドポイント
力を入れる・抜くべき部位:
ホットゾーン 三大固定パターン
実践編・身体操作トレーニング:
基本立位
アクティベーション
上半身・下半身系
高重心系の身体操作
トレーニングの基本理念
- 努力は選手の責任、努力の方向性は指導側の責任。
- 選手は最低限のパフォーマンスを発揮できる状態を維持することが求められる。
- 努力の質を向上させるための指導方法が必要。
努力と成果のギャップ
- 努力だけでは成果が得られない場合が多い。
- 練習の質や方向性が結果に大きく影響する。
- 適切な方法でのトレーニングが重要であり、無駄な努力を避ける必要がある。
トレーニングの学習と強化
- トレーニングは学習行為であり、学習と強化は同時に行われるべき。
- 身体の使い方を自然に学ぶ状態を維持するための工夫が必要。
- フィールドに立つ前に知っておくべきトレーニングの基礎知識。
競技構造の理解
- 競技特性や文化圏による影響を理解することが重要。
- 低重心競技と高重心競技の違いを考慮する。
- 競技の発祥国や文化圏が選手の動きに影響を与える。
トレーニング方法の選択
- トレーニングの選択は慎重に行うべき。
- プロ選手や強豪チームの方法だけに依存せず、自身の競技に必要な要素を見極める。
- トレーニングの効果を科学的に検証することが求められる。
身体操作の重要性
- 身体操作能力の向上が競技パフォーマンスに直結する。
- 脱力能力やスムーズな動きの習得が重要。
- トレーニング中の身体の状態を常に意識することが重要。
競技動作とトレーニングの関連性
- 競技における動作の精度向上が要求される。
- トレーニングの効果を競技動作にどう転移させるかが課題。
- 選手自身が「どのように動くか」を徹底的に分析し、改善する必要がある。
結論
- トレーニングに対する意識を高め、日常生活においても身体操作を意識することが求められる。
- 成果を出すために、トレーニングの選択と実施方法を常に見直すことが重要。
- 努力と成果を結びつけるための正しいアプローチを持つことが、選手の成長に繋がる。
著者プロフィール
中野崇の作品
