さよなら、産後うつ 赤ちゃんを迎える家族のこころのこと

  • 晶文社 (2024年9月25日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784794974440

作品紹介・あらすじ

「妊娠、そして出産は、漠然と「幸せなこと」というイメージがあります。もちろんそれはとても大切なイメージです。しかしすべての妊産婦さんが、なんの屈託もなく幸せだと思うことができているわけではありません。そして幸せだと思えるからといって、つらさがないわけではありません。大切なことは妊産婦さんそれぞれの「本当の気持ち」に寄り添うことであり、「妊娠や出産は幸せなもの」というイメージを押し付けることではないのです――」(本文より)

産後うつはすぐそばにある
でも、家族みんなで「さよなら」できる

産後うつになる妊産婦さんを、一人でも減らしたい――
著者がその強い思いを妊娠中~育児中のお母さん、そしてお父さん、
まわりで見守る家族たちに、丁寧に、丁寧に伝えていく。
赤ちゃんとの暮らしで少しでも「つらいな」と思ったとき、
あなたをやさしく包んでくれるような、新しい育児書のスタンダード。

◆飲酒・喫煙をやめるのがつらい
◆里帰り出産はするべき?
◆父親の産後うつ
◆できちゃった結婚

日本で初めて周産期専門のメンタルヘルスに特化した
大学講座を立ち上げた医師による、
お母さん、お父さん、家族みんなに知ってもらいたいこころの話

【子育てを経験した書店員さんからの感動の声!】

この本を読むまで、夜中の授乳は母親しかできないと思っていました。
私自身、二人(2歳と0歳)の育児中、夜眠りにつく際に、また朝がやってくることを怖いと思うことに罪悪感をおぼえていましたが、誰かに伝えても良かったのだと思いました。
コミュニケーションをとるということ、周囲に相談を求めることは決して弱いことではないということを、改めて教わりました。
――岩佐さかえさん(二子玉川 蔦屋家電・2児の母)

おくびにも出さないようにしていた父親になることのプレッシャー。男親の産後うつにもページを割いた画期的な本書を当時の自分に捧げたい。
母のステレオタイプを優しくときほぐして、広く社会に「おもいやり」を浸透させるすごい本です。言葉に細心の注意を払う著者の文章は、計らずも文学性を帯びる。非当事者にもオススメです。
――花本武さん(今野書店・2児の父)

信頼のおける語り手にやっと巡り会えた。安心して売り場に置けます。
本を作ることを「編む」と表現するが、まさにこの本は編み物のようだ。著者の紡いだ言葉は柔らかに編まれ、周産期の人々を包むセーフティネットとなるだろう。
あなたの抱える大小さまざまな不安や辛さ。この本が助けてくれるかも知れません。
――本間悠さん(佐賀之書店・3児の母)

夫婦がうまくやっていくためのヒントがいっぱい! コミュニケーションが重要だがとても難しい……その具体的方法が書いてある。産前、産後でなくてもぜひ!
――中原高見さん(くまざわ書店武蔵小金井北口店・2児の父)

感想・レビュー・書評

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  • さよなら、産後うつ | 女性支援 | フェムシップドクター | #femship|日本女性財団
    https://www.femship.jp/post/さよなら、産後うつ

    【さきよみ】村上寛『さよなら、産後うつ』より「はじめに」を公開!|晶文社
    https://note.com/shobunsha/n/nd6a75a668ac2

    さよなら、産後うつ | 晶文社
    https://www.shobunsha.co.jp/?p=8449

  • 静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓
    https://library.aicel21.city.shizuoka.lg.jp/finder/book_detail?bookid=82115

  • 育児準備として読んだが、産前でも支えになるような内容が多く、妊娠出産を控えるすべての母親・父親におすすめしたい一冊だった。
    育児する父親へのケアも、これからもっと充実するといいなあと思った。

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著者プロフィール

村上 寛(むらかみ・ひろし):1981年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立教大学、明治学院大学、早稲田大学などで講師を務めるほか、人文知のプラットフォーム「クェス(QeS:Quid est Sapientia)」代表。2017年度よりKUNILABOでラテン語の講座を開講。専門は西洋中世思想。著書に『鏡・意志・魂─ポレートと呼ばれるマルグリットとその思想』(晃洋書房、2018年)などがある。

「2025年 『ラテン語の世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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