おさじさんのたび (にっけんの創作絵本)

著者 :
制作 : ささめや ゆき 
  • にっけん教育出版社
3.86
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本棚登録 : 26
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795202900

感想・レビュー・書評

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  • 金細工の「おさじ」は ショーケースを 飛び出して 旅に出る。落ち着いた先で 起こったことは…阪神淡路大震災後の絵本です。

  • 【あらすじ】銀細工やさんのガラスケースにかざられた小さなおさじさんは、ケースからにげだして、自分を使ってくれる女の子をさがすたびにでかけました。町でかわいい女の子とあったおさじさん、いっしょにうちへいきふたりのたのしいくらしがはじまりました。ところが….....。

    ファンタジーなストーリーに収まらず、ラスト複雑な感じを端的に表現してて、それがまたリアルで感動を覚えた。
    阪神大震災がもとの題材と聞いて納得。
    予想以上に読む価値のある作品。

  • 阪神大震災を元に描かれた絵本です。。2年程前「3歳のお気に入り絵本集」で知った絵本です。この絵本が出版になっていると知ったのはつい最近の事でした。このお話しは、銀細工をするおじいさんが赤ちゃん用の小さな可愛いスプーンを丁寧に作る事からはじまります。おさじさんは小さくて可愛い女の子を捜しにおじいさんの元を逃げ出します。「ぼくは、おさじさん。
    すてきな、おさじさん。
    おいしいものを、おくちにはこぶきしゃぽっぽ・・・。」
    とうたいます。そして、可愛らしい女の子の元へ拾われて行き、熱いお湯で洗ってもらったおさじさんは女の子のくちにおいしいものを運びます。。こんな朗らかな日常的な絵本から阪神大震災のできごとが出てくるとは夢にも思いませんでした。でも、子供はしっかりと聞いていてくれました。普通の生活から一変する怖さも感じる事ができた絵本です。

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プロフィール

1926年東京生まれ。児童文学作家。戦時中の1943年、童話『とかげのぼうや』を執筆。戦後、坪田譲治に師事し、1951年に『貝になった子供』を出版。1955年、瀬川拓男と結婚後、ともに民話の採訪に取り組み、共著『信濃の民話』『秋田の民話』を皮切りに、民話の採録・再話をつづける。
『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞)、『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞)以降のモモちゃんシリーズ、『いないいないばあ』以降の「あかちゃんの本」シリーズや「あかちゃんのわらべうた」シリーズ、『朝鮮の民話』全3巻、『私のアンネ=フランク』(日本児童文学者協会)、『あの世からの火』(小学館文学賞)など著書多数。民話に関する著作に『昔話十二か月』全12巻、『現代民話考』全12巻、『現代の民話』など。

「2014年 『民話の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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