コーンワルの夏

  • 日向房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795212657

感想・レビュー・書評

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  • 中盤から推理小説的な要素が出てきますが、全体としてはのんびりとした暖かい雰囲気が包んでいます。きっと純粋なローラや楽天的なイーヴァンの影響でしょう。特にローラはロンドンにいる時は、申し分ないはずのアレクとの結婚生活に不安を覚えています。それは、今はアメリカにいるアレクの前妻エリカと娘のゲイブリエルの存在が大きかったのです。それにどうしても馴染めない彼の古くからの友人たち。そこはローラが入り込むことのできない世界でした。でも、トレーメンヒア荘でゆったりと過ごし、イーヴァンとの話の中で、だんだんと元気を取り戻し、アレクにもこの不安を率直に打ち明けようと決めるのです。結婚生活を円滑に進めるためには、自分の気持をはっきりと伝えることが大事なんですね。
     D.デュ・モーリアもコーンワルを舞台にした小説を多く書いています。

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著者プロフィール

1924年、イギリスに生まれる。18歳より『グッドハウスキーピング』『レディーズ・ホーム・ジャーナル』等を中心に数多くの短篇を発表。代表作『シェルシーカーズ』(朔北社)は世界的に1000万部を売るベストセラーとなった。短篇、中編、長編を多数発表。2002年にOBE勲章受章。2019年没。

「2022年 『ロザムンドおばさんの花束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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