- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795223639
作品紹介・あらすじ
フランクル心理学の全体像をはじめて正しくかつわかりやすく説くと共に、自己発見や癒しにどう使い、学校現場や企業でどう使えるかを説いた恰好の入門書。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ナチスのユダヤ人収容施設での体験を描き、絶望のなかでも人間の尊厳を貫く姿勢を示して多くの人びとに感動を与えた『夜と霧』の著者ヴィクトール・フランクルの実存分析を、わかりやすく解説している本です。
著者は本書のほかに『知の教科書 フランクル』(講談社選書メチエ)を刊行しており、そちらでも本書同様、フランクルの生涯や主要著書についての解説をおこなっています。ただし実存分析の解説は、本書のほうがまとまった記述になっているように思います。
「付論」には、フランクルに対する批判とそれに対する著者自身の考えが述べられています。とくに滝沢克己のフランクル批判に立ち入ってその意義を説き明かし、同時に「人生の意味」と宗教性をめぐる問題について考察をおこなっている箇所は興味深く読みました。
文章も平易で読みやすく、「フランクル心理学入門」として優れた内容の本だと思います。 -
途中 専門的なことが書いてあり難しかったが、とてもいい本だと思います。
-
この本のおかげで心理学に興味をもてた!
-
2005
-
本当に自分を生きるということは自己実現では全く無いということを教えてくれます。
アウシュビッツをすごしたフランクルの言葉は重いです。