四つの約束

  • コスモス・ライブラリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795223714

感想・レビュー・書評

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  • 全てを理解するのはかなり難解だが、奥深く本質を表現した本という感想。
    何度も読んで深めていくタイプの本だと思う。

    メモ
    ・自分に対する思い込み、合意、呪縛の存在。
    ・喜びと充足に満ちた人生を望むなら自分だけの個人的な力を要求するような、恐怖を基礎にする合意を打ち破らなければならない。
     自分に対する合意は打ち破っていく必要がある

    ☆正しい言葉を使うこと
      愛を分かち合うとき使うこと
      白い魔術を自分に対して使い始めること
      どのくらい素晴らしい人間であるか自分に言う
      自分を苦しめる小さな合意から自分を解き放つ

    ・何事も個人的に受け取らないこと
      全てを個人的に自分のこととして受け取らない。感じるのはあなた。私の問題ではない。
      あなたは自分が素晴らしいことを知っているのだから、他の人の言う言葉を信じる必要はない。
      全てを自分のこととして受け取らないことで悲しさ寂しさも消えていく。黒魔術師から自由になることにつながる。自分だけを信じていればよい。自分だけに責任がある。

    ・思い込みをしないこと
      思い込みから自由にするためには質問をすること。質問をする勇気を持つこと。繰り返し実行することで意志の強さが生まれ、心の種を育て、新しい習慣の育つしっかりした基礎を打ち立てられる。

    ・常にベストを尽くすこと
      ベストを尽くすことで、前の三つの約束がうまく働いていく。
      ありのままのあなたである自分を尊敬する。
      いつもベストを尽くすと変容に熟練するように。
      

  • やはり不思議な感覚、入ってき方。作者が見えない、語りかけてるようで誰にも語りかけていないような、でも強烈に人生の本質を突いてる本。「生きる知恵」を聴いている感覚。

    最初の約束「正しい言葉を使うこと」
    第二の約束「なにごとも個人的に受け取らないこと」
    第三の約束「思いこみをしないこと」
    第四の約束「つねにベストを尽くすこと」

    1つ目の約束「正しい(インペッカブル=罪がない)言葉を使うこと」では、言葉の魔力みたいな怖さも感じる。呪縛。そういえば陰陽師でも言ってたね…言葉は呪(しゅ)だもんね。
    意識的に言葉を使う。言葉を、愛を分かち合うことに使う。まず自分から、自分に対して使い始める。どのくらい素晴らしい人間か、どのくらい自分を愛しているか、自分に言うことから始める。

    2つ目の約束「個人的に受け取らない」がどういう意味か、最初に読んだ時わりと戸惑ったんやけど。「(傷つけようとする言葉はともかく)、よいことも受け取らないってどういうこと?」とかね。

    オイラ的な理解(現時点)では、よいことも含めて、自分で決めるから、て感じなんよね。
    自己肯定の話だと受け取った。
    他者からの承認に頼らずに、自分で決める。よいことも含めて。
    すべて自分の選択だなぁと感じる。

    3つ目の約束「思いこみをしないこと」は、やりがちだなー、と思った。つい自分の思考に引き寄せがち。聞けばいい、どういう意味?と。答えが何であろうと、そこからまた生まれるものがある。

    4つ目の約束「つねにベストを尽くすこと」、ここでは、1〜3つ目の約束が常に果たせなくても、トライし続けることが大切、と受け取った。
    いつもいつも上手くやれない、そりゃそうだろうな、でもつねにその時のベストを尽くし続ける。そういうことなんだろな〜。そしてそれこそが「今ここ」に生きること、なのだと。

    最初と最後はなかなか入ってこなかったり、多分まだ咀嚼しきれていない部分も多い。でも大切な指針を示してもらえた、そんな読了感。
    すべては自分の選択。

  • トルテックとやらの発明者がそもそもこれを学ぶ者に魔術をしてモチベーションを喚起させている点に特異性を感じる。
    浮世離れした出来損ないのデウスエクスマキナどもとは毛色を異にするあまりにも人間臭いこの無名の神にこそ神性を感じるのは、人間の地獄をご経験なさっているかのような痕跡のせいだろうか。魔術を以って魔法をなすなどという、なんだか(自分の作った)この世界のルールにひっかからない風な手を使う神さまとは、これまた神の新たな魅力を斬新に見せつけてくれたものだ。

    ただしこの本自体は著者がこの神さまのスピードにまったくついていけておらず、バランスがとても悪いのでデコードが必要。
    自分が何一つとして理解していないことに気づいているかいないのか知らないが、闇雲を書き殴るこれまた俗人然とした凡庸な俗人が著者であるという奇妙な構図も見ようによっては鑑賞に値するのかもしれない。

    以下、メモ
    ■四つの約束とは(私的なデコード)

    1正しい言葉を使う
    言葉は魔術そのものだが意図なくして魔術にはならない。意図が先立つなら全ては魔術になり、結果正しい言葉しか使えなくなる。

    2なにごとも個人的に受け取らない
    意図を持てる者など皆無。自分の意図を信じるのは結構だが、同様に他人の意図を信じてかけられてもいない魔術に自分でかからない。

    3思い込みをしない
    愛は他者の望みや感じ方を理解する能力を有する。だが愛を持てる者など皆無。繰り返し表現をし、理解されないことを習慣として鍛える。

    4つねにベストをつくす
    報酬のための行動でなく、夢を表現する行動に熟練する。


    ■トルテックになるために習熟すべき3つのアート(技術)

    1気づきのコントロール。自分が本当は誰であるのかをその全ての可能性とともに気がつくこと。気づきはつねに最初のステップ。気づけば反撃し、もうたくさんだと言うことができる。(殆どの人は自分が自由でないことに気づいておらずなぜ自由でないのかすら理解できていない)

    2飼いならしのプロセスを変え、そこから自由になるという変容の技術をマスターする。

    3「意図」をマスターする。意図とは変容のエネルギーを可能にする道の一つ。全てのエネルギーを包括する生きた有機体がある。それを神と呼んでもよい。意図とは、それ自体、生命であり、無条件の愛。意図をマスターするとは、言い換えれば愛をマスターすることである。

    ■戦士になる
    シャーマンの伝統においては心の中の寄生体の侵略に対して戦う者として戦士と呼ぶ。
    戦士であることはこの地球の夢を超え、私たちの個人的な夢を天国と呼べるような夢に変える機会が与えられることである。

    1戦士になるには
    気づきの力を持つ。戦いのさなかにいることに気づく。心の戦いの訓練が重要。自分自身であるための訓練。コントロールの力を持つ。

    2戦士と犠牲者の違い
    ・犠牲者は感情を抑圧する:抑圧は感情を見せることを怖がり言いたいことを言うのを怖がること。
    ・戦士は感情を抑制する:抑制とは感情を維持し、それを早すぎず遅すぎずに適切な時に表現すること。自分の感情を完全にコントロールし、それ故自分の行動をコントロールする。

    ■寄生体を破壊する3つのアプローチ

    1寄生体の頭を一つずつ潰していく。恐怖が起こるごとに一つずつ向き合っていく。一つの恐怖に向き合うごとに自由になっていく。

    2寄生体に餌をやるのをやめる。恐怖からくる感情が燃え上がるのをやめる。

    3「死への入門」象徴的に死ぬ。死への入門とは例えばあと一週間しか命がないと考えて生き、心の中にあった古い夢が永遠に死ぬこと。死の天使に降伏すれば永遠に幸福である。死の天使は人生を続かせるために過去を奪い取る。寄生体が餌を得ることがなくなり寄生体を殺すことができる。

    これらの世界をモーセは約束の地と呼びイエスは天国と呼び、ブッダは涅槃と呼ぶ。

    ■呼吸をすることは体の必要を満たすことでありそれは快いことである。幸福になり、人生を楽しむには呼吸をするだけで充分。生きていることの喜び、愛の感覚の喜びを感じよう。

  • すごく大切なことが書いてあるけど、真には半分も理解できていない感じ。折に触れて読み返す本なのだと思う。

    自分の思い込みが自分の世界を作っている。自分の使う言葉は白魔術にも黒魔術にもなる。

  • 古代メキシコ「トルテック」の教え。シンプルに書いてあるので1日で読み終わるが、本書だけだと理解に苦しむかもしれない。

    内容的には「現実は幻想」系の本だと思うが、最近ではもっとわかりやすく書かれた本があるので、あえてこの本にこだわることもないかと思う。読んで損はない。

  • 古代メキシコの覚醒者による四つの教え。「正しい言葉を使うこと」「何事も個人的に受け取らないこと」「思い込みをしないこと」「常にベストを尽くすこと」。これらを踏まえた上で、古い合意(固定観念)を破り、新しい夢を見ること。表現は異なるが、道徳の教えに近い。古今東西、本質的なことは一緒なんだと実感。

  • 幸せになるために大事なことを4つに絞って簡潔に書いてある本。どの本を読んでもエッセンスは同じ。それなのにみんなできていないこと。どの本の切り口で、どんな伝え方なのかという好みが分かれるんだろうなと思う。

  • 四つの約束とは、
    ・正しい言葉を使う
    ・何事も個人的に受け取らない
    ・想定しない
    ・常にベストを尽くす
    である。
    自分が実践する上に当たって上記の概念が使いにくかったので、自分なりにカスタマイズした。
    ・自分の使う言葉に注意を払う
    ・他人の目を気にしない
    ・何事にも期待しない
    ・常に全力を尽くす

  • 人間関係に悩んだときに良い本。

  • 一章目で、ガラガラ辛さの原因が崩れ落ちていく気がした。

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