もっとほんとうのこと: タゴール寓話と短編 (シリーズ・アジアからの贈りもの)

  • 段々社
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795265202

感想・レビュー・書評

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  • 1922~1941 インド

    タゴールの短編集。途中で気づいたけど、この本読んだことあったわ。

    『鳥の物語』
    タゴール版車輪の下。

    『天上界の男の話』
    タゴール版アリとキリギリス。
    人生を美しくする仕事は重要だ。

    『妖精のあかし』
    王子に妖精だと思いこまれてしまった少女の話。

    『神の絵』
    恨みの心が大切なものをむしばむ。

    『生命と心』
    バンヤンの樹との対話。

    『歓迎のうた』
    いつかくるだろう大切なことのためにひたすら準備し続ける男。

    『もっとほんとうのこと』
    詩人の子供時代。

    『父と子の願い』

    『非望』
    憧れに人生を捧げた。その憧れはただの幻だった。
    もう人生は戻ってこない。

    『カブールのひと』
    遠い故郷の家族を思う行商人。

  •  読みやすい!そして綺麗!寓話、童話、児童文学、なんか子供に読み聞かせたいというかむしろ子供の時に読みたかったなーと思う(*´ω`*)
     「鳥の物語」には詰め込み教育と成果の得られない利権絡みなど風刺。「天上界の話」は無意味な事の美しさ、「神の絵」は復讐心による信仰の歪み、「父と子の願い」は相手の立場を考える などの啓発。
     ファンタジーや宗教を軸にふんわり柔らかいタッチだけど、各々テーマが織り込まれていて、抽象的すぎず具体的すぎずちょうど良いバランスなので読み手が考えるキッカケも余裕もあると思います(・∀・)

  • 子供の時に読みたかった。
    自然描写の美しさは著者がそこに神が宿っていることを知っていたからだろう。
    読み終わった後の余韻を大切にしたい。柔らかく優しく温かで儚いこの想いを捉えることはできないけれど、「そこにある」という感覚ははっきりとわかる。

  • 注文していたのが、届きました。
    (2012年9月2日)

    読み始めました。
    (2013年2月24日)

    読み終えました。
    (2013年4月2日)

  • タゴールは詩の方が綺麗だな。

    非望(イスラームの王女が出てくる、憧れと苦行と決別の話)が一番良かった。

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著者プロフィール

ラビンドラナート・タゴール(ロビンドロナト・タクル、1861~1941)はインドとバングラデシュの国民詩人。近代ベンガル語の韻文・散文を確立、詩・小説・劇・評論・旅行記・書簡など、あらゆる分野に傑作を残した。両国の国歌を含む3000曲あまりの歌曲の作詞作曲者、優れた画家としても知られる。1913年、詩集『ギーターンジャリ』(英語版)によって、ヨーロッパ人以外で最初のノーベル文学賞受賞者となった。岡倉天心・横山大観等と交流があり、日本にも5度訪れている。自然の下での全人教育を目指して彼がシャンティニケトンに設立した学び舎は、現在、国立ビッショ=バロティ大学(タゴール国際大学)に発展している。

「2022年 『少年時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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