さかながこわいクジラ (こころの病気がわかる絵本―社交不安障害) (こころの病気がわかる絵本 3 社交不安障害)

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  • 情報センター出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (8ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795841338

感想・レビュー・書評

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  • ひと昔前、私が子供だったころは、引っ込み思案も、喋るのが苦手な子も、落ち着きがない子も、みんな「そーゆー子」としてしか認識されてなかったと思う。
    でも、今はいろんな病名がついたりする。
    そして、それぞれ対処法があったりする。

    すごいなあ・・・。

    この絵本を、どう本人に届けるかが難しいけど(タイミングとか)、
    本人だけでなく、周りに理解してもらうだけでもいい。

  • 三葛館絵本 E||KO||3

    精神科の先生が書かれた絵本で社会不安障害にかかってしまったくじらが主人公のお話です。
    本書は、病状のつらさが分かりやすく描かれていて、読み進めると胸が苦しくなる部分もありますが、それだけにより社会不安障害を患うかたの辛さを深く感じられます。
    そして読み終わると、精神的疾患の方でなく、肉体的疾患に罹る方など、心身にハンデを持った方々に素直に手を差し伸べたくなり、また、優しい気持ちで周囲とコミュニケーションを取りたくなる本です。
    後半部分には社会不安障害についての説明もあり、内容も丁寧かつ非常に読みやすく、将来医療に従事する人にも役立つ1冊だと思います。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=61476

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著者プロフィール

1968年生まれ。精神科医。長崎大学医学部卒業。現在、医療法人カメリア大村共立病院副院長と大村椿の森学園主任医師を兼務。主に児童思春期の子どもたちの治療に携わる。著書に『やっかいな子どもや大人との接し方マニュアル』『「生存者」と呼ばれる子どもたち』などがある。

「2018年 『子どもの人権をまもるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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