非国民手帖

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  • 情報センター出版局
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795841826

作品紹介・あらすじ

『噂の真相』名コラム「撃」を93年の連載開始から休刊号までほぼ完全に収録。10年の長きに渡り、世の著名人を無遠慮に大胆に批判してきた痛快時評コラム集。新たな視点を獲得し、物事の本質を捉えようとするすべての「非国民」必携の書。

感想・レビュー・書評

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  • なんだろう。自分には合わない本だった。
    主義主張がどうこうという事でなく、何かが決定的に違うそんな気がした。

  • そうだった。全員右へ倣えというくせに、いざことが起こると「それは自己責任」ですといい、それが過ぎると平均を強要するこの薄情な社会に対して一年前、怒りを覚えたのだった。

    この本読んで、そのときの怒っていたことを思い出した。短期間でまたこの社会にうまいこと飼いならされてたな、俺。

    有川浩の図書館戦争で「真面目さを免罪符にしていれば許されると思っている人」という言葉があったが、これが腹落ち。まさしく、俺だ。

    中高私立エスカレータ。エスカレータ下りて受験して理系大学から大学院。言われるままに海外発表と右へ倣え。このままいいとこ就職してまぁまぁの生活を送るんだな、と何も考えてなかったことが、今から思うとバカだった。

    結果、田舎の一般職の鉄道員。30社以上落ちてボコボコにされた。そのときから深刻なルサンチマン。

    高卒とならんで研修して、毎日居眠りする生活。給料も実家通いの高卒以下。こんなことしに大学院行ってたわけじゃない。


    はたしてこの国にどれくらいルサンチマンがはびこっているのだろうか。

    ある人は排外主義になって怒りを外に向けたナショナリズムに酔っているだろう。
    それも疲れる人は考えることを止めて制度に従順になるだろう。
    受け入れられない人は運動に身を投じるだろう。

    俺は?

    本の世界にこもって、いじけて、誇大妄想を燻らせている。

    そんな、怒りを覚えながらもその向かう先を定められない人に勧める一冊。

  • さぶと噂の真相を読んでウィークデイは毎日オールナイトニッポンを聞いているような女子高生でした。そりゃ友達少ないわ!!

    この人達が敵と想定している人達やノリは未だに嫌いだな。

  • 偏狭なナショナリズムを鼓舞しながらも、実態の伴わぬ腑抜けであることを自ら露呈する保守反動の論客や、物事の本質を見極められず現実から乖離し結局は権力の補完にまわる「進歩的」知識人たちを、徹底的に批判し鉄鎚を食らわせていく。「国家」という幻想の共同体の中で、体良く踊らされていないかを見極める指針としても、この論稿集は貴重だ。

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