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- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795842724
作品紹介・あらすじ
この世の中、もはや「家族」は崩壊している! だから「愛情」や「血のつながり」は必須ではない。一生ひとつの形とも限らない。それでも人が人を求めるのは、死ぬまで消えない孤独を抱え持っているからだ。映画『ハッシュ!』の橋口亮輔監督が語る新しい「家族」の可能性。心がつながる瞬間。僕は崖っぷちで君と手をつなぐ。
感想・レビュー・書評
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ハッシュとかぐるりのことで監督をやっている橋口亮輔のエッセイ?みたいなもの。
自分の生い立ちや、なぜ映画監督になったか、学生時代の思い出や変わったバイトの体験記など、色々とごった煮で書かれていて戸惑う。
一番多く書かれてるのはやっぱりゲイ関係で、印象に残ったのは、外国で取材したゲイカップル(エイズの元カレをカップル2人で看病している)とかゲイカップルとの間に子供を作ったレズビアンの女性とのこととか。
そのレズビアンの女性がゲイの友人と子供を作ろうとしたきっかけが「2人の目をみて子供の父親になるべき人だと思ったの」と思ったからとかもろハッシュまんまじゃんと。実際こういう人がいるのかとしみじみ。
全体を通してうっすらと家族とは?みたいなものがテーマとして書かれているけれど、家族は愛情や血のつながりは必須ではないし永遠にひとつの形とも限らないかもしれない。ゲイは生涯独身で家族をつくることはできないってわけでなく、人によって違うし、自分が求める関係を探す自由があるのかもなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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