涙の中を歩いてる (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 143
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796400114

感想・レビュー・書評

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  • 今回は小児愛者とSMとのコラボ?とでも言いますか・・・やっぱり痛かったぁ

  • 友人に勧められて購入しました。好みは分かれると思うのですが好きな人の歪んだ性癖を健気に受け止めようとする姿がいじらしく、萌えました

  •  大学生の有也は、自身の性癖に気づき、田舎から出て、ゲイバーに通っていた。
     けれど、通うだけで特に誰かと店を出て行くわけでもなく、ただひたすらに理想の男性を待ち続けていた。

     有也の憧れる相手はただ一人、自分がまだ身体が弱かった時に入院していた病院の研修医の高林だった。
     彼は、幼い有也の相手をしてくれ、ずっと励まし続けていた。
     恋人ができるならあんな人がいい――そう思い続けていた有也だったが、有也の通うゲイバーでその高林と再会する。
     まさか、と思う有也だったがどうやら間違いはないらしい。
     おまけに、店の仲間の中での高林の評判はあまりよくなく、サディスティックな趣味があり、相手を傷つけてしまうのだという。

     周囲に止められたものの憧れてきた気持ちを抑えきれない有也は、ひどくされるのを覚悟で一晩の誘いをかけてきた高林についていってしまう。
     ひどくされても我慢できれば、本気で好きになってくれるかもしれない――そう悲壮な覚悟で高林についていった有也だったが、高林との行為は周囲の評判どおりひどいもので、性行為の経験すらない有也はぼろぼろになってしまう。
     それでも、高林のことを嫌いになれない有也は――

     という話でした。
     ちょっとSMちっくな話ですが、かなり本気で痛いので、私の求めるSMの美学とは違うのがちょっと残念。
     いや、実際にSMがしたいのとは別に「私の理想のSM像」っていうのが私の中にあるんですよね。
     それとは大分離れます。

     かなり本気で有也のことを叩く。
     それも有也が快感を感じているか、感じていないのか、に関係なく。
     もちろん、有也にMの気質なんて最初からないので、それで感じちゃうのもそれはそれで問題なんだと思うんですが、お約束の「実はMの気質があって――」というパターンの方が読んでる側には痛くないかな、とは思うんですよね。
     けれど、それはそれでお約束過ぎるので、あえてこういう形にしたのかもしれませんが――

     Mじゃない受けとドSな攻めの話。
     正直、性の不一致はきついと思うんだけどなー……と思うんですが、それでもくっついちゃうのが物語のいいところだとは思います。

  • やっぱり水原とほるさんの本好きだなぁ。

    もう止めておきなよ・・・。 ☆5
    心も躰も痛めつけられてボロボロ
    それでも傍に居たい初恋の人。
    躰を痛めつけるシーンは思わず顔を顰めてしまう程壮絶。
    辛くて苦しくて哀しいのに時々垣間見れる面影に
    心が溺れていくのを止められない。
    ユウの直向な姿に胸が締め付けられました。
    最後の大事なところはもうちょっと読ませてほしかった…かも。

  • 読んだのに記憶がない。
    ストーリーが思い出せない。

  • 受けの子が健気で健気で。攻め側もきっと虐めたくて虐めてるんじゃないんだろうな……。個人的に最後がよくわからなかったけど、それでもなかなか面白かったです。

  • この人の描く話はつらくて読んでて気持ち悪くなるものが多くて、読むたびもう読まないようにしよう、と思いつつ時折怖いもの見たさで手に取ってしまう。で、読んじゃったけど気持ち悪かった。SMもつらかったけど攻めの心の闇が気持ち悪くて、同情もあまり出来なかった。

  • 久々に泣きました。
    つらすぎて涙が出てくるような、こういうお話は大好きです!
    そしてやっぱり水原さんは好きな作家さんです。

  • 医師×大学生。ややページ数多めな一冊。でも終盤あっけない感じ・・・。

  • 不思議な感じ。読み応えあった、嫌いじゃない。エスぶりが痛かったマジ参った。やめとけって思いながら終わりと思うと泣いたね。幸せになれるの?なれるの?って心配したよ〜。完璧主義者の気難しいとこかな…難しいけどツボからは外れたけど読んで良かったとは思う。

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