蝶宮殿の伽人 (ガッシュ文庫)

著者 :
制作 : 稲荷家 房之介 
  • 海王社
3.38
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本棚登録 : 53
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796404518

作品紹介・あらすじ

「せいぜい俺を愉しませるといい」学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき-。想う男と戯れを許す男-二人の王子の間で心は惑い…?囚われの王子と美貌の翻訳家-淫靡なアラビアンロマンス。

感想・レビュー・書評

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  • アラブ物はとても久しぶりに読んだ。兄に幽閉されたムスタファと兄ナイルスの友人として国に招かれた望。ムスタファの境遇は痛々しい… 学生時代からナイルスに想いをよせていた望が、ムスタファと出会い、子供のように純粋な気持ちに接して、心がムスタファに向かう展開も自然ですっと入ってきました。ムスタファの望への子供のような愛情が、しっかりと成長を遂げていく変化も素敵でした。書き下ろしでは妖しい雰囲気を醸し出す作品で面白かったです♪ 稲荷家さんのイラストも美しくて眼福。

  • 何度も読んでしまいました!稲荷家先生の挿絵も良かったです!

  • 義兄とその世話係が鍵かとおもって読んでたんだけど特に世話係の独断とかでてくるのかしらとか期待?してただけにあれれ?って感じでうまく終わってしまっていた。なんかサラッとしすぎて少々物足りなさを感じた終わり方でした。おまけの★4

  • ネオアラブというかんじ。
    アラブものの媚薬満載な後宮拉致エロは食傷気味なんですけどね。料理の仕方次第で一味違ったストーリーになるんだなと、思ったより面白く読めました。
    イラストが稲荷家房之介センセなので、少女マンガちっくではなく武闘派よりだったところが手に取りやすかったです…全サも読む力になりました。

    昔の作品を改稿、改題したそうで、センセにしてはちょっと無理矢理で不自然かな~と思われる展開も。
    受が気がつけば超VIP!ごくふつうの日本男子を、アラブの第一王子と第四王子が奪い合い、彼のせいで?クーデターが起こり、一つの国が激変してしまうんですから。
    とにかく壮大。驚きのスケールでした。

    とはいえ、べノール王国の状況やアラブ世界にはかなりしっかり触れられていて、興味津々になってしまいました。日本とまったく違う倫理、常識の中に身を投じた望。
    ナイルスは非常にアラブ的な感覚で国を率いていこうとしているし、幽閉されていたムスタファは自分の中に流れる日本人の血を受け継ぎ、民主化に動こうとしています。
    どちらが良くてどちらが悪いかなんていう価値観は、国や民族によっても異なりますよね。
    一瞬壮大なテーマだな~と思ったんですが、意外にもムスタファが望を全ての価値の基準にしていて、それが何というか…まあ、子供っぽくてかわいかったです…
    現実的に考えると、とんでもないですが。
    そこは望がしっかりと何がみんなの幸せとなるのかということについて、明確に示さなくちゃいけないですよね。国政が大変そうです。

    エロ的には、年下俺様攻だけど憎めないムスタファにだんだんほだされていく望の姿が見どころです。スキスキっていうのが透けて見えて、キュンとさせられました。
    書き下ろしの「蝶宮殿の魔人」では少年ムスタファが出てきます。小僧のくせに、エロい!

  • 攻めさんが監禁されてる珍しいタイプで年下攻め…なんだけど、年下要素は全くといっていいくらいなかったですね。

    兄さんと受け子ちゃんの後半部の会話になんとも違和感。結局兄様の人となり…キャラクターが上手く見えないまま話が終わっちゃった。

    けど、面白かったです。なかなか。
    壮大っちゃ壮大なアラビアンワールド。
    宗教とか価値観の違いて本当に扱いが難しくて大変な壁なんだなって思います。

  • 2008-06 蝶宮殿(ファラーシャマハル)の王子様 (アルルノベルス)

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