洗脳体験

  • JICC出版局
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本棚登録 : 36
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796601436

感想・レビュー・書評

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  • ふと思い出し登録&レビュー。
    修了後もカリキュラムを公表してはならないという掟を破って出版された、
    「洗脳」体験者のルポに、宗教学者が解説を付した本。
    なぜ箝口令が敷かれるかと言えば、
    ネタバレしていると参加しても新鮮な感動を味わえなくなってしまうから、
    という、至極もっともな理由からだった。
    しかし、著者は自己啓発セミナーの仕組みと流れが部外者にもよく理解できるよう、
    詳細な記述を行っている。
    以前、同じ職場にいた女性で、有能だけれど、
    いつも表情が険しく口うるさいので「敬して遠ざける」的な扱いをされていた人が、
    とある連休明けから様子が一変したのでビックリした経験があったのだが、
    後になって、その人が自己啓発セミナーに参加していたと伝え聞いて、
    更に驚いた。
    本人も「いつも表情が険しく口うるさく、敬して遠ざける扱いを受けている」のが
    実は嫌で、そんな自分を変えたいと思っていたのか……と考えたら、
    ちょっと気の毒になってしまった。
    唐突だけど、漫画家・森下裕美さんの作品の中で、とても好きな箇所が、
    『少年アシベ』コラコラ島のチュリーちゃんのセリフ「自分以外のものになるのは無理だし」
    『ひまわり武芸帖』藤姉ちゃんのセリフ「あたしはこんな自分が結構好きなんだ」
    ――なんだよなぁ。
    それでいいと思うんだけど。

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