- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796616348
感想・レビュー・書評
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映画を観て、原作が読みたくなり。
原作漫画の方が好みでした。
女子の恋愛に対する不安定さ。
リアリティがあるのに詩的。絶妙なバランス。
彼氏と信頼関係を結びたいのに、なにか違和感があり、モヤモヤ。関係が壊れていく。昔惹かれていたモテるクズ男と接触するもやはり、ダメなまま。
映画は、漫画とストーリーはほぼ同じなのに、表現したい内容が変わってしまっている(ある意味男目線に)ように感じました。
最後に曲を弾きがたる部分が、
漫画は、どうにもならない恋愛関係に最後に光のように感じたが、映画だと、なんだかとってつけたように見えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普通を丁寧に書いたら、こうなるんだろう。
ハギオ、いるよ。
ここまでひどくないケド。 -
主人公が数年前の自分とシンクロしすぎてて泣いた。
人を好きになるということ、やさしくすることって何なのか深く考えさせられる本。 -
人を想うことの刹那と、人と想いあうことの切なさ。
笑いあえることって、こんなに幸せなんだ。 -
恋愛模索ラビリンスに深くはまり込んでってる昨今、年々読むのがつらくなってきてる。切ない。
もっと年取ったら、懐かしい感じって思えるようになるのかなー。 -
コンビニでたまたま見て、絵の線の繊細さに惹かれて買ったんだっけ。
不器用だけど自分にもヒトにも素直な彼と、好みだけどいつもスルリとかわしていく元彼。ココロの揺れ動きがリアルに切なくて、迷ったときに読み返したくなる。
一人暮らしの家の中とか、絵の細かいところもリアル。 -
自分と似ている心の動きを感じて泣いてしまった。
どうしようもなく好きと思ってしまう人、自分を大切にしてくれる人、自分が大切にしたい人、自分を大切にしてくれない人、、、、
無意識に増えてしまう"罪悪感からくる「ごめんね」"がわかってしまって、
お金、生活、夢、情、仕事、プライド、、、、
全部が生々しくて、近いのに遠くて、妬ましくて、でも今の私の気持ちに寄り添ってくれた本だと思う。
そのままでいいよとは言ってくれないだろうけど、寄り添ってくれた。
方法がわからないけど、自分を大切にしたいと思った。
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夜中に叫んだり深いため息ついたり涙溜めたりしながら読んだ、ぎりぎりと心に刺さってくる、「絵を読む」ということが楽しめる作品、p104に行き着く流れが………
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2018/12/23読了
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今で言うと、ソラニンに少し近い雰囲気。
でも、主人公の性格が全然違うから、内容は全然違う方向に。
日常。
時に退屈だけど、それが当たり前になってしまって、
当たり前の凄さが薄れていく。
そんな描写が書かれています。
辞めてしまった会社の先輩から、貰って、
整理してたら出てきたので読んでみたら、
思いの外深いお話でした。
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1999年購入の再読
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面白かったです。
さっぱりと痛さ。 -
僕たちの生きる日常はいつも綱渡り、危ぶむ。そろりそろりと歩いていても突然闇の恐怖が襲いかかる。曖昧で輪郭が薄い。煙がゆらゆら揺れている。魚喃キリコさんの絵がそれらの言葉にはできない感覚を表している。綺麗ではかない、男女の依存。
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天才。いつだったか記憶のある、うざったい世界。女、男、男、どいつもこいつもうざい。でも愛おしい。
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何度読んでも、ハギオはゆるせない
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魚喃キリコさんの作品の中でいちばん好き。
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あのキーホルダーがほしい、な
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大切なものってなんだろう。
恋ってなんだろう。
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ハギオは最低だけどたぶん私もはまるタイプ
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2007.4/9
切ない。泣いてしまった。やっぱりせいちゃんだよ。 -
ゆりちゃんちで読んだ本。
すきってだけじゃなく、無意識に働く気持ちがあってしまう、人間て。 -
何度読んでもまた読みたくなる。
ふと読みたくなる。そんな感じ。 -
昨日、カボチャのスープを呑んだら、この漫画の事を思い出しました。
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誠実な話だなー。主人公は昔の恋人を忘れられなくって今の恋人とも別れるに別れられないままずるずると定まらない生活を続けている。それでも、恋人に、友人に、何より自分に誠実にあろうとする。線が少なくてシンプルな絵で、いつも穏やかな表情をしているのが、また哀しくて切ないのです。
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ハギオすごいすきです
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痛い。切ない。
でもなんでもない日常が大切だった。 -
「自分が何も持ってないからって人にビンジョウすんなよ」
って、せいちゃんに言われた。
あたしはずっとどうやって生きていこうか考えていて。
酷く息苦しい毎日を。
エゴイズムのはざまと。
変わらない社会のひずみの中で。
あたしはこの曲がった背骨と皮肉に歪んだ脚で。
どうやって。
どうやって。
あたしはやっぱりビンジョウして生きていくんだと思う。
素晴らしいものたちが、あたしを奮い立たせるんだと思う。
あたしはビンジョウすることに誇りを持って。
その代わり、地にしっかり足を付けて。
五感を使いまくって。
だからあたしは待つことを受容するのだ。
我儘は許されないのかもしれない。
でもねぇ。
あたしはあたし自身に責任持って生きているよ。
ビンジョウでも、たったひとつ。
人に迷惑をかけないことには気を遣っているんだ。
守れなかった時には精一杯の侘びと感謝を。
そうやって育てられてきたんだ。
独りで生きる覚悟だってあるんだよ。
いつだって置いてけるんだからね。