このミステリーがすごい 2000年版: 発表’99年のミステリー&エンターテインメントベスト10

制作 : 別冊宝島編集部 
  • 宝島社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796616768

感想・レビュー・書評

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  • 本号の読み物の目玉は、「ミステリーチャンネルが選ぶ99年ベスト10」「各誌の書評を読み比べる」「直木賞の選評に物申す」の三本です。

  • 既読本は、国内編BEST10では5/10、BEST20では9/20、海外編BEST10では0/10、BEST20では0/20。未読本の中では『白夜行』『亡国のイージス』『カムナビ』『夏草の記憶』あたりは気になる。以前から思っていたけれど、「私の隠し玉」がの掲載順が「原稿到着順」と書かれているのは面白い。

  • この年から(?)2色刷りとなった本書は今までの『このミス』よりもレイアウト、構成に関して完成度はかなり向上したように思われ、東京創元社(当時)の『本格ミステリ・ベスト10』よりかはムックとして数段ミステリファンの心をくすぐる。

    しかし、今年も「新し者好き」の傾向は顕著だ。
    確かに良い作品は良いだろうが、もはやミステリとは呼び難い作品がランキング上位に来て貴重な枠を占有するのは何ともいえない悔しさがある。折原氏、香納氏、島田氏、綾辻氏など、もっと正当に同列に並べて評価して欲しい。

    あまりにも膨張するミステリ&エンタテインメントのジャンルに崩壊の危惧を覚えるのは果たして杞憂なのか?

  • 1 永遠の仔           天童荒太 
    2 白夜行             福井晴敏
    4 バトル・ロワイヤル      高見広春
    5 柔らかな頬          桐野夏生
    6 ボーダーライン        真保裕一 
    7 最悪              奥田秀朗
    8 盤上の敵           北村薫
    9 ハサミ男            殊能将之
    10 MISSING          本多孝好

    11 法月倫太郎の新冒険   法月倫太郎
    12 二進法の犬         花村萬月
       この闇と光          服部まゆみ
    14 蘆屋家の崩壊        津原泰水
    15 青の炎            貴志祐介
    16 ぼっけえ、きょうてえ    岩下志麻子
    17 カムナビ           梅原克文
    18 プリズム           貫井徳郎
    19 恋愛中毒           山本文緒
    20 巷説百物語         京極夏彦   

  • obtnd

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