朝倉恭介: Cの福音・完結篇 (宝島社文庫 241)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796625739

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと残念!!
    「朝倉恭介」Vs「川瀬雅彦」シリーズ第6弾
    いよいよ二人が対決するシリーズ完結編

    本作では、恭介のコカイン密輸システムや、いままでの完全犯罪がひょんなことから徐々に暴かれていきます。
    警察、CIA、そして川瀬雅彦から追われる恭介。
    逃げ切れることが出来るのか?
    ハラハラドキドキの展開となっています。

    しかし、本作は恭介ファンとしては残念な展開となっています。
    今までの何事も完璧で、理詰めで、冷静なダークヒーローの恭介像が裏切られます。さらに、それを偶然と運だけの川瀬が追いつめていく展開です。
    それで対決ってなんだかなぁ!
    このような恭介像を読みたくなかった(笑)
    ダークヒーロー恭介の大活躍を期待していたわけですが、本作で描かれる恭介はあまりにお粗末!
    あり得ないミスをするし、冷静沈着じゃないし、警察や川瀬から追われ、追いつめられるシーンは、ただの犯罪者で自分が思い描いていた恭介ではありえない。

    一方、川瀬の方も、いままでとちょっとイメージが違う!
    なんだか、急にワイルドになった感じ。

    そんな二人の対決は最後の最後。
    そして、その終わり方は  うーん...

    とはいえ、シリーズ集大成!
    今までのエピソード含めて、話が展開し、ドンパチ含めて、スリリングな展開は楽しめました。
    1作目から読むことをお勧めします!

  • Cの福音から始まる朝倉恭介シリーズ全6完読み終えました。ターゲットから続く朝倉恭介の暗躍に引き込まれます。川瀬雅彦との対峙もこの角度からくるのか!と圧巻です。

    • shukawabestさん
      そうか。良かったか。
      読みたいけど、時間が・・・という本が溜まっていくなぁ。
      そうか。良かったか。
      読みたいけど、時間が・・・という本が溜まっていくなぁ。
      2022/03/02
  • 10年以上ぶりにエキサイティングな読後感をふと思い出しはいいが、さて何だったかなとタイトルも著者も忘れていてやっとのことで検索できたのでブクログに記録。

  • 昔読んだ本

  • 自らの全知力と肉体を振り絞って作り上げた完璧なコカイン密輸のシステム-悪のヒーロー・朝倉恭介の完全犯罪が、ついに白日の下に…。追う警察、暗殺を企てるCIA、そして訪れた川瀬雅彦との決闘。はたして恭介は逃げ切ることができるのか?『Cの福音』で颯爽と登場した優雅なる野獣・恭介。闇に生きる者は闇に消える-待ち受けるのは生か死か?

  • 「朝倉恭介」VS「川瀬雅彦」シリーズラストの第6弾。

    悪のヒーロー朝倉恭介のコカイン密輸システムが白日の下に。
    追う警察、暗殺を企てるCIA、そして川瀬との決闘を描く物語。

    あいかわらず読み応えがあって、サクサク読めました。
    武器の使用もまるで自分が使っているような描写の細かさ。
    まさに体感する作品でした。

    作品としては★4つの作品です。
    ただ全シリーズに言えることですが、川瀬が偶然が続きすぎ=3
    朝倉は知力と武力で進むけど、川瀬は直感も関係なく偶然ばかり。
    ちょっとそれは白けてしまう感が多かったかな。
    それだけ朝倉の存在感が強過ぎたんでしょうが。

    本シリーズに惚れた方にオススメのラストの作品です。

  • 悪のヒーロー朝倉恭介と善のヒーロー雅彦の直接対決でシリーズ最終作。

    悪と善が対決するのだから結末は見えているが、これまで的確な状況判断と行動力で相手を煙に巻いてきた男。

    本篇では常に後手後手にまわる。

    「一度計画変更を迫られると、二度三度と重なるもの」と言わせたが、これまでが完璧だったために今回は妙に滑稽に見える。

  • -

  • 「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第6弾。完結編。若干やりすぎなところもありますが、これまでのストーリーの総まとめ。シリーズ通して一気に読めました。ただ、表紙の絵と想像していた朝倉のイメージがかなり違うのがショック、、

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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