ワイルド・サイドを歩け ~『このミス』大賞・シリーズ

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 45
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796639507

感想・レビュー・書評

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  • 日本を舞台にこんな世界観を作り上げるのは冒険だと思うけど、とことんやってのける作者はあっぱれだと思う。面白い。

    物騒な物語だけど、実は素敵な表現が多いし、けっこう文学的じゃないかなあ。

    人物の性格とか思考とか、そういう掘り下げが細やかなので、どんどん気持ちが入り込んでいってとても切なかった。

    俳優や音楽がマニアックで分かんないけど、イジーは分かった!

  • こういうスパイシィな猥雑さは好き。
    男の作者さんで、若い子で根っからゲイの子が主人公っていうのは結構珍しいような。
    そういうジェンダーの自由さとか、根っこが誠実で繊細そうだから、ワイルドでも気分よく読めちゃいます。

  • 零細暴力団とストリートギャングと高校生の、クスリを巡る因果応報っぽいお話。

    まず舞台が福岡の街中ってだけで胸が躍りました。

    S大学とかホークスタウンのあたりとか3号線とか国体道路とか、懐かしかった。

    これで博多弁だったらもっと楽しかったのにもったいないな。

    それでも会話のテンポがいいのと、零細暴力団二人と高校生三人のキャラとラストが気持ち良かったです。青春ばんざい。

    赤川次郎並に簡単に人が死ぬし、

    高校生にゾンビーズの、会話と暴力団と繋がる仕組みに伊坂さんの面影を感じても、

    作者さんの色はちゃんと出ていると思うので、個人的には楽しめました。

    若者たちが物騒なことをやって大変なことになっても、最終的に青春を感じられる気がする一冊。

  • 他の東山作品とは少し毛色の違う作品だと思います。たぶん、『青春』要素が入ってるからじゃないかなぁ?<BR>
    白桃が東山さんの作品の中で一番好きな作品です。

  • 「ま、物事は明るいほうを見てやんねぇとな」

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著者プロフィール

東山彰良(ひがしやま・あきら)
1968年台湾生まれ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。03年同作を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞。15年『流』で第153回直木三十五賞。16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞。近著に『ありきたりの痛み』『僕が殺した人と僕を殺した人』、リレーミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』にも参加している。

「2017年 『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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