- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796641333
感想・レビュー・書評
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長い。
そしてすごい設定。
でもとてもよかった。
20年ほど前に読んだが、先日富山に行った際、木曾義仲縁の神社のそばを通った。それだけで何だか胸が熱くなったくらい記憶に残る作品。 -
やはり長編はいい
物語の終わりととともに広がる寂しさ・悲しさ。。。先を読みたいが、ページが少なくなることの寂しさ
面白かった -
幼馴染で男女の剣道部の主将を務める高校生の友恵と武蔵、友人の弟の志郎が平安末期の世界へ呼ばれ、巴や弁慶として各自歴史に組み込まれたように馴染み戦い生涯を生きる。歴史や平家物語には疎いながら、厚いものの文章は硬くなく読み易い。二人から離れ感情の動きの薄い歴史物的中盤は入り込み辛かった。生も死も高らか。
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開いてみたら小さい字に2段組。「これは読み切れるかな〜」と不安になりましたが、武蔵のパートあたりからぐんぐんスピードが上がりました。高校生の頃にこの本があれば、この時代の流れがすんなり頭に入ったのに!(もちろんフィクションの部分はたくさんあって、作者も巻末に「ここは筆者の創作ですよー」とわざわざ断ってくれていますが)
この本を手に取ったきっかけは、似たタイトルの映画原作と間違えたわけではなく、大矢博子さんおすすめだったから。
「時をかける症状(前編)――歴史の舞台にタイムスリップ小説」http://hon.bunshun.jp/articles/-/5155
読み終わってから改めて大矢さんの記事を見てみて、「紹介文こんなに短かったっけ?」と驚きました。そんなに深いところまで説明されていないのに、強烈に「この本読みたい!」と思わせてしまう、大矢さんの手腕にひれ伏す思いです。
あれ、作者の浅倉さんではなく大矢さんばかり褒めているぞ。でも、ぜひぜひ、大矢さんの記事からこの本を手に取ってくれる人が増えますように。ただ、ここで「時をかける」のは高校生3人ではなく、高校生2人と中学生1人です。志郎君は中学生ですよー。
萩尾望都の『あぶない丘の家』の「あぶない壇ノ浦」を読んで、さらに『君の名残を』を読めば、源平合戦の流れはバッチリ! 日本史苦手な高校生におすすめ! 年号は頑張って覚えて! -
「これは泣きます」と貸してもらった本。
確かに泣いた。号泣まではいかなかったけれど、電車の中で非常にまずい状態にはなった。文中に出てくる「時」が語る輪廻のくだり、全然ロジカルではないけれど、感覚的に好きだと思った。時間をおいてもう一度読もうと思う。