昔の女性はできていた: 忘れられている女性の身体に“在る”力

著者 :
  • 宝島社
3.57
  • (10)
  • (23)
  • (30)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 161
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796641388

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実は私も少しだけコントロールできるんですよね。布ナプキンを使用するようになってから、突然できるようになりました。
    それに対して便利な身体になったなーくらいにしか思ってなかったんですが、この本と出会って、自分の身体が変わったんだなという事に気付きました。
    あと何年、月経があるかわからない年代になってきましたが、もうちょっと意識して極めてみようと思いました。
    今まで苦痛だった月経が、楽しくなるように。

  • 月経コントロールについての話。
    高齢者の証言と、「ゆる体操」によってできるようになった人たちの感想をまとめたもの。
    お世話になっている助産師さんのブログで紹介されていて、面白そうだったので購入。

    なるほどなー。と思うところや、発見もあったけど、
    なんとなく、「つまり、「ゆる体操」を普及させるための本なのね?」という感じもしなくもない。
    と、思いつつ、「ゆる体操」についての本も買ってみるかなぁ…。

  • 経血コントロールの歴史本。読み物としてはとてもおもしろいのだが、経血コントロールの素晴らしさばかりが強調されておりノウハウには殆ど触れられていない。消化不良の感が否めない。

  • 月の家の存在には、驚いた。様々な世代の女性と、体について考える場というのは今も必要だと思う。

  • 月経血コントロールに関する色々な人の体験談などが、書かれている。95歳以上の人の昔の話と、浅草の女性の話が面白かった。
    ゆる体操、血コントロールをしていくとどうなるかがぼんやりわかるので、これから体操していきたい人の道しるべになるだろう。

    ー骨盤底筋を締めることができるということは、ゆるめることもできると言う事。赤ちゃんをスムーズに産む為には骨盤底筋を緩める事が必要です。骨盤底筋を十分に動かしていないと、いいお産もできにくくなるんですよ。妊娠してからあわてて、妊婦体操など始めても、ずっと意識してなかった部分を急に意識して使う事はできないもの。若いうちから骨盤底筋を意識する習慣をつけておいたほうが、からだのコントロールの仕方も上手になっていく事でしょう。
    (産婦人科医師)
    ーゆる体操を始めた女性が排卵時(生理2週間後)の痛みがわかるように。体の感覚が以前よりずっと鋭く。
    ー妊娠する瞬間、着床時に痛みがあってわかる女性も。
    性交後5日目に下腹部に痛み。さしこむような痛みが5秒くらい。そのあとずっと消えて、また一時間後くらいに痛み。それが一日の内に5回くらい。

  • 本の中の実例集がすべて「コントロールできた」と言う人ばかりなので、読後は誰もがコントロール可能だと信じ込んでしまう危険がある。ゆる体操に飛びつくだろう。
    「どうしてもコントロールできなかった」という実例が多少でもあればよかったのにと思う。

  • へ~~、そんなことが可能なんて!
    月経をコントロールかぁ、
    しかも排卵する時のピキっという感じとか、
    なんだか、現代女性からは考えられない話が満載だった。

  • なかなか面白かった。

    これができない、というか、しなくなった今の時代は悪いのか、いいのか。昔の女性と今の女性、求められていることはどう違うのか。そんな命題が頭をよぎる。どちらが良い、ということではないだろう。

著者プロフィール

1958年山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学PhD(疫学)。作家、疫学者。津田塾大学多文化・国際協力学科教授。専門は疫学、母子保健。著書に、『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『死にゆく人のかたわらで』(幻冬舎)、『女が女になること』(藤原書店)、『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』(ミシマ社)、『女に産土はいらない』(春秋社)、『セルタンとリトラル』(弦書房)、『ケアリング・ストーリー』(ミツイパブリッシング)など、きものについては『きものは、からだにとてもいい』(講談社+α文庫)がある。編著に『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房)、共著に『気はやさしくて力持ち』(内田樹、晶文社)、『ヒトはどこからきたのか』(伊谷原一、亜紀書房)、訳書にフレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房)などがある。

「2024年 『六〇代は、きものに誘われて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三砂ちづるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×