- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796642866
感想・レビュー・書評
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特に小学生のお子さんをお持ちの保護者の方に是非とも読んでいただきたい1冊です。
自分の頭の中にあった理想の親子の関わり方などが実践例なども踏まえながらきちんとした言葉で表現されていて、とても共感すると同時に勉強になりました。
本当に子供たちを伸ばすのは、学校や塾の先生ではなく“親”。この本を読んで、子供たちの無限の可能性を伸ばしてあげてください。 -
カルタとデシリットル、はやりたいな。
・教師になりたての頃、自動車工場の社会見学に行く前に、5年生の子供たちに目当てと約束を考えさせたことがあります。そのとき、私は子供たちにこう言いました。
「まず自分で、社会見学の目当てと約束をノートに書いてください」
すると、次のようなものを子供たちはたくさん書いて発表しました。
・工場の中で危ない事をしないこと。勝手に機械に触らない。
・先生の言うことをしっかり守る。先生や友達に迷惑をかけない。
・お弁当の時にゴミを残さない。
・説明を聞くときは、おしゃべりしない。
…子供たちの発表のあと、私は子供たちに聞きました。
「どれが目当てで、どれが約束ですか?」
「え~と…」
という訳で、子供たちは目当てと約束の違いが分かっていなかったのでした。子供たちが考えたものは、すべて約束の部類に入るものであり、決して目当てではありません。
自動車工場への社会見学なら、目当ては次のものが考えられます。
・自動車ができるまでの様子を見学して、いろいろな工夫を見つける。そして、工夫することの大切さを理解する。
・自動車工場で働く人の様子を見学したりお話を聞いたりすることで、働く事の楽しさや大変さを理解する。
ところで、このような目当てはなかなか子どもの側からは考えつけないものでもあります。約束のように簡単にはいきません。ですが、授業で時間をかけて導けば、子供たちは自分たちなりに一生懸命目当てを考えます。そして、なんのために自動車工場の見学に行くのかを真剣に考えだします。
そのような指導を事前にしていくと、子供たちは見学の当日も目的を持って真剣に見学します。真剣なので、約束もよく守ります。そういうときは、バスを降りる前にいちいち約束の確認をする必要がありません。
反対に、自分たちがなんのために自動車工場に行くのかという目当てをしっかり持たせる指導をしていないと、当日は大変です。目的意識がないので、子供たちには真剣さもありません。当然、約束も破りがちです。バスを降りる前に、いちいち約束の確認をしなければなりません。
というわけで、目当ての指導をしないで約束の指導だけをしてもあまり効果はないのです。
ところで、私は家庭訪問の時に「お宅の教育方針を教えて頂けますか?」とか「よくお子さんに言っている事はどんなことですか?」などと聞いたことがあります。そのとき、けっこう多かったのが次のような答えです。
・ほかの人に迷惑をかけないよう、いつも言っています。
・友達とけんかしないように言っています。
・学校の決まりを守るように、勝手なことをしないように教えています。
・人の話をしっかり聞ける子になってほしいと思っています。
・注意されたら素直に直せる子になってほしいと思っています。
もうお気づきかと思いますが、これらは先ほどの社会見学の約束に似ています。つまり、目当てではなく約束です。 -
著者は、2006年3月まで、静岡県の公立小学校で23年間教鞭をとってきた。教師として教育現場の最前線に立つ中で、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。そこで、教師としての経験・技術・知識を少しでも家庭で役立てたいと活動を行なっている。
著書に本書の他に「プロ親になる親力パワーアップ編がある。
小学校教師として長年教育現場の最前線に立ち、毎日教師として子供たちに接しているうちに思い知らせれてきたことは「子供は親の教育力つまり親力で決まるということ。
親たちのほとんどが自分なりに子供の教育のために一生懸命努力しているものの具体的にどうしたらよいか分からないということも多い。
そこで著者が教師として身に付けた経験、知識、理解、技術を世の中の親たちに紹介し、まつ親たちの教育力、つまり「親力」を伸ばすことを目的として記されている。
構成は以下の3章から成っている。
①子供の「楽勉」をプロデュースする
②学力・人間力を伸ばす習慣
③幸せな親子関係の作り方
本書は幼児を持つ親よりは少し上の小学校の子供を持つ親を対象として書かれている。
私にとっては少し先のことになるがいずれ訪れるその時に備えてという気持ちで本書を手に取った。
特別なスキルや考え方は一切不要。基本的な事を行動レベルに落とし込んでひとつずつ書かれている。それは押し付けではなく色々な個性を持つ子供に合わせた方法の提供という読み手にも優しく効果の出やすい方法がいくつか紹介されている。
自分が親にどのように育ててこられたのかを思い出すきっかけとなりそこから反省点や課題を抽出して自分の子育てにもそれを活用していきたいと考える。 -
この本を手に取った人なら、既に知っているレベルの内容。
ごく当たり前のことを、まとめた本。
タイトルから期待して読んだけど、上回る内容ではなかった。
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「楽勉」という発想がすごく良かった。
勉強をどれだけ実生活にリンクさせられるか?
少しずつでも取り入れていけるといいな。 -
私の子育てバイブル書です。
本に赤ペンを入れる事等一切しませんでしたが、この本は何度も何度も読みなおします。ほとんど、取り入れていってます。
子育ての基本がここに書かれていると思います。 -
これ、いいこといっぱい書いてある。
子供の能力を伸ばすためにはって一度は考えるから、そんな時には読んでみるといいかも。
全部やろうとしたら大変だけどね・・・ -
出版社/著者からの内容紹介
「親力」こそが、子供の学力と人間力を伸ばす!
この本でいう「親力」とは、“子供を育て、包み、伸ばす親の総合力”のこと。教師経験21年の著者が、どんな親でも親力をつけられるシンプルで具体的な方法を伝授する。
それらの方法は決して難しいものではなく、ちょっとした発想の転換や、ほんの少しの心がけでできるものばかり。しかし、これらのコツを知っているのといないのとでは、10年後に大きな違いが出てくるのだ。創刊1年弱で購読者1万人を突破した超人気メルマガから生まれた、画期的な“親教育”の書が本書である。
<こんなことで悩んでいる親たちに…>
●子供を伸ばしたいが、具体的にどうすればいいのか分からない
●お金も手間もかからず、しかも抜群の効果がある家庭教育の方法は?
●気持ちの優しい子供に育ってほしいが、どうすればいいのか
●子供がだらしない
●早期教育は是か非か
●しつけの方法が分からない
●子供とうまくコミュニケーションがとれない
●子供から逃げ出したい…
内容(「BOOK」データベース
いい意味でこちらのことを参考にさせていただきたいです。
どんどん子供が伸びてくれるとうれしいですよね~