「親力」で決まる ! 子供を伸ばすために親にできること

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796642866

感想・レビュー・書評

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  • 家庭学習に限界を感じて塾の体験に入れたものの、塾で何をさせたいのか、今それをさせるべきなのか(まだ早いのかなあ)と迷う。そんなこんなで、教育本をいろいろ読んでみてる。

    「"教育的配慮"のある生活を作り出してやってください。
    それは、学校で種をまく前の土作りなのです。
    良い土ができていれば、まいた種は大きく育ちます。
    良い土作り、それができるのは、親しかありません。」

    「叱らないしつけ」を先に読んだので、重複する箇所もあるけれど、1冊家に置いて何度も読むべき本。
    自分のトラウマに打ち勝って負の連鎖を止めるべきだな。
    自分の感情で子供を振り回さないこと。
    自分の都合で子供を振り回さないこと。
    いつもプラス思考で。
    もっと子供を見て聞く。
    よいところを伸ばすして褒める。
    「親力」ってハードルが高いけど、常に意識したい。
    持続させること。粘り強く見守ること。
    子供の教科書には目を通す。
    「目当て」と「約束」はちがう。

    この本を読んで始めるのは塾じゃないかもと考え始めた。珠算や習字、もっと違うアプローチがあるかも。

    「小さいのに可哀想だから」が口癖だったバアチャンが最近、チビ兄ちゃんに責められてオタオタしている。
    ここにきて急に「お兄ちゃんなんだから」が口癖になったからなんだけど、自覚なし。
    チビちゃんは急に一人でやること、我慢することが増えて混乱。バアチャンに当たってる。
    まさに5年後にしっぺ返しをくらうを目の当たりにしている感じ。何度も言ってきたのに、ねえ。

  • 特に小学生のお子さんをお持ちの保護者の方に是非とも読んでいただきたい1冊です。
    自分の頭の中にあった理想の親子の関わり方などが実践例なども踏まえながらきちんとした言葉で表現されていて、とても共感すると同時に勉強になりました。
    本当に子供たちを伸ばすのは、学校や塾の先生ではなく“親”。この本を読んで、子供たちの無限の可能性を伸ばしてあげてください。

  • カルタとデシリットル、はやりたいな。

    ・教師になりたての頃、自動車工場の社会見学に行く前に、5年生の子供たちに目当てと約束を考えさせたことがあります。そのとき、私は子供たちにこう言いました。
    「まず自分で、社会見学の目当てと約束をノートに書いてください」
    すると、次のようなものを子供たちはたくさん書いて発表しました。

    ・工場の中で危ない事をしないこと。勝手に機械に触らない。
    ・先生の言うことをしっかり守る。先生や友達に迷惑をかけない。
    ・お弁当の時にゴミを残さない。
    ・説明を聞くときは、おしゃべりしない。

    …子供たちの発表のあと、私は子供たちに聞きました。
    「どれが目当てで、どれが約束ですか?」
    「え~と…」
    という訳で、子供たちは目当てと約束の違いが分かっていなかったのでした。子供たちが考えたものは、すべて約束の部類に入るものであり、決して目当てではありません。

    自動車工場への社会見学なら、目当ては次のものが考えられます。
    ・自動車ができるまでの様子を見学して、いろいろな工夫を見つける。そして、工夫することの大切さを理解する。
    ・自動車工場で働く人の様子を見学したりお話を聞いたりすることで、働く事の楽しさや大変さを理解する。

    ところで、このような目当てはなかなか子どもの側からは考えつけないものでもあります。約束のように簡単にはいきません。ですが、授業で時間をかけて導けば、子供たちは自分たちなりに一生懸命目当てを考えます。そして、なんのために自動車工場の見学に行くのかを真剣に考えだします。
    そのような指導を事前にしていくと、子供たちは見学の当日も目的を持って真剣に見学します。真剣なので、約束もよく守ります。そういうときは、バスを降りる前にいちいち約束の確認をする必要がありません。
    反対に、自分たちがなんのために自動車工場に行くのかという目当てをしっかり持たせる指導をしていないと、当日は大変です。目的意識がないので、子供たちには真剣さもありません。当然、約束も破りがちです。バスを降りる前に、いちいち約束の確認をしなければなりません。
    というわけで、目当ての指導をしないで約束の指導だけをしてもあまり効果はないのです。

    ところで、私は家庭訪問の時に「お宅の教育方針を教えて頂けますか?」とか「よくお子さんに言っている事はどんなことですか?」などと聞いたことがあります。そのとき、けっこう多かったのが次のような答えです。

    ・ほかの人に迷惑をかけないよう、いつも言っています。
    ・友達とけんかしないように言っています。
    ・学校の決まりを守るように、勝手なことをしないように教えています。
    ・人の話をしっかり聞ける子になってほしいと思っています。
    ・注意されたら素直に直せる子になってほしいと思っています。

    もうお気づきかと思いますが、これらは先ほどの社会見学の約束に似ています。つまり、目当てではなく約束です。

  • 著者は、2006年3月まで、静岡県の公立小学校で23年間教鞭をとってきた。教師として教育現場の最前線に立つ中で、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。そこで、教師としての経験・技術・知識を少しでも家庭で役立てたいと活動を行なっている。

    著書に本書の他に「プロ親になる親力パワーアップ編がある。

    小学校教師として長年教育現場の最前線に立ち、毎日教師として子供たちに接しているうちに思い知らせれてきたことは「子供は親の教育力つまり親力で決まるということ。

    親たちのほとんどが自分なりに子供の教育のために一生懸命努力しているものの具体的にどうしたらよいか分からないということも多い。

    そこで著者が教師として身に付けた経験、知識、理解、技術を世の中の親たちに紹介し、まつ親たちの教育力、つまり「親力」を伸ばすことを目的として記されている。

    構成は以下の3章から成っている。
    ①子供の「楽勉」をプロデュースする
    ②学力・人間力を伸ばす習慣
    ③幸せな親子関係の作り方

    本書は幼児を持つ親よりは少し上の小学校の子供を持つ親を対象として書かれている。

    私にとっては少し先のことになるがいずれ訪れるその時に備えてという気持ちで本書を手に取った。

    特別なスキルや考え方は一切不要。基本的な事を行動レベルに落とし込んでひとつずつ書かれている。それは押し付けではなく色々な個性を持つ子供に合わせた方法の提供という読み手にも優しく効果の出やすい方法がいくつか紹介されている。

    自分が親にどのように育ててこられたのかを思い出すきっかけとなりそこから反省点や課題を抽出して自分の子育てにもそれを活用していきたいと考える。

  • タイトル通り親次第ということですね。
    今日から楽しながら実践できそうで参考になります!

    *トイレやテレビ横に地図
    *4、5年から歴史漫画
    *音読毎日
    *読書。日常にない学問の言葉を
    *読み聞かせ。絵でみたり聞いたり、実際には目の前にないことを想像する楽しさ。親子の時間を
    *親子日記
    *算数のある生活
    *ミリリットル、デシリットル、リットルを生活で
    *昆虫好き
    *カルタ
    *ことわざカルタ
    *教科書に目を通す
    *熱中体験
    *お手伝い=自分の仕事
    *早寝
    *その目当ては何か。人生や生活に明るい希望をもって。ソウスレバ約束も守ってくれる
    *今を大事に
    *褒め方
    *ピグマリオン効果。親がいいこだと確信すること
    *いっぽさがりの法、多面的評価
    *親の感情コントロール
    *厳しさにはイッカンセイと継続性
    *尊厳と愛情

  • この本を手に取った人なら、既に知っているレベルの内容。

    ごく当たり前のことを、まとめた本。
    タイトルから期待して読んだけど、上回る内容ではなかった。

  • 「楽勉」という発想がすごく良かった。

    勉強をどれだけ実生活にリンクさせられるか?
    少しずつでも取り入れていけるといいな。

  • 私の子育てバイブル書です。
    本に赤ペンを入れる事等一切しませんでしたが、この本は何度も何度も読みなおします。ほとんど、取り入れていってます。
    子育ての基本がここに書かれていると思います。

  • これ、いいこといっぱい書いてある。
    子供の能力を伸ばすためにはって一度は考えるから、そんな時には読んでみるといいかも。
    全部やろうとしたら大変だけどね・・・

  • 出版社/著者からの内容紹介
    「親力」こそが、子供の学力と人間力を伸ばす!
    この本でいう「親力」とは、“子供を育て、包み、伸ばす親の総合力”のこと。教師経験21年の著者が、どんな親でも親力をつけられるシンプルで具体的な方法を伝授する。
    それらの方法は決して難しいものではなく、ちょっとした発想の転換や、ほんの少しの心がけでできるものばかり。しかし、これらのコツを知っているのといないのとでは、10年後に大きな違いが出てくるのだ。創刊1年弱で購読者1万人を突破した超人気メルマガから生まれた、画期的な“親教育”の書が本書である。
    <こんなことで悩んでいる親たちに…>
    ●子供を伸ばしたいが、具体的にどうすればいいのか分からない
    ●お金も手間もかからず、しかも抜群の効果がある家庭教育の方法は?
    ●気持ちの優しい子供に育ってほしいが、どうすればいいのか
    ●子供がだらしない
    ●早期教育は是か非か
    ●しつけの方法が分からない
    ●子供とうまくコミュニケーションがとれない
    ●子供から逃げ出したい…

    内容(「BOOK」データベース




    いい意味でこちらのことを参考にさせていただきたいです。
    どんどん子供が伸びてくれるとうれしいですよね~

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著者プロフィール

親力アドバイザー、教育評論家。
本名 杉山 桂一。長年の公立小学校教師経験をもとに2003年からメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いと評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。また、子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いたこともある。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。
おもな書籍に『「親力」で決まる! 子どもを伸ばすために親にできること』『親野智可等の学力が伸びる「作文力」教室』(ともに宝島社)、『小学生の学力は「ノート」で伸びる!』(すばる舎)、などがある。
人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名(マンガ7巻に登場)。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気。 http:www.oyaryoku.jp
メルマガ 45000人、Twitter 44000人、Instagram 1万人、YouTube 7900人

「2022年 『子育て365日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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