希望のしくみ

  • 宝島社
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本棚登録 : 215
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796644020

作品紹介・あらすじ

幸せ、生きがい、仕事、勉強、大人、子供etc.賢者の知恵で世界は一変する!仏教と科学が、「本当に大切なこと」を語り合った。

感想・レビュー・書評

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  • スマナサーラ長老が養老先生に気を遣っているのが面白い。議論だったらもっと面白いのに。

  • メモです。
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    「無常だから疑うこと」
    ものごとは無常なのだから断定は存在し得ないし、疑い続けるのは当然のこと。

    そう思うと100%信頼されることがないのも自然なことなのかもなあ。


    「日本人は死んでいる」
    アルボムッレ・スマナサーラが語った、生きているという言葉にピンときた。

  • スマナサーラさんの瞑想の本は昨年手に入れたので、養老先生との対談内容にある、この瞑想をする理由がよく理解できておもしろかった。実践的で効果的だ。
    この瞑想は頭がフル回転で忙しいらしい。
    集中力がつきそう。

    共同体で生きる知恵は慈悲、自己犠牲のおかしさ、人の役にたてるヨロコビ。

    養老先生のバカの壁には、フランクルの言葉について述べていて、その部分が注釈で載っていた。
    フランクル氏の著書を再読したくなった。
    ”人生の意味について・・フランクルは人生の意味は外部にあるといっている。人生の意味は自分だけで完結するのもでなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれるということです”

  • お二人が近いスタンスだとは知りませんでした

    対談というものを始めて読みましたがなかなか味わい深かったです

  • 無常
    信仰ではなく智慧
    執着
    自分を実況中継するビバッサーナ瞑想

    内容は深めだが、分量は少ない
    ある程度仏教の考えとか歴史を知っているとまあまあ

  • 日本人は一般的には仏教徒と言えるかもしれない。
    ただ、その仏教が、本来ブッダが伝えたとは違ってるコトを、ほとんどの人は知らないんじゃないだろうか。
    その本来の仏教が、脳科学とあまりにフィットしていることに驚いた。
    でも何より、一番良かったのは、スマナサーラさんの語り口www

  • スマナサーラ長老と養老先生の対談本。
    仏教と科学のすり合わせ。

  • 2013.1.15
    幸せとは
    「苦しみ」に希望と期待を含めた表現

    そこで連想したのは子供がいる家族
    目標を立てては目指し、達成し、また目標を掲げる自分の生き方

    変えられないと気づいた自分のこの生き方には
    意味があったのだと気がつけた

    人は変わらないとよくいうが、人は嫌でも変わって行くものだという新しい考え方にも出会った
    もちろん変わらないところもある
    でもそれはもしかしたら変わらないところが目立つだけ
    変わったところはうけいれにくいだけ
    細胞だって、環境だって変化しているのだ

    もっと本を読もう
    考えよう

  • 3月の読書会の課題本
    面白くて読書会までに2回も読んじゃった(笑)

    まず読んでの感想は「あぁ似てるよぉぉ」
    私が勉強してきて心理学と似たところ満載だった
    「!」ってきたところに付箋してたら、どのページも付箋だらけ(苦笑)
    どっかの小学生がやってる調べた単語に付箋を張り付ける国語辞書のようになってしまった

    カウンセリングに来る人は「苦しい、どうにかしたい」って来るんだけど
    よくよく話を聴いてくと「あぁ、今のままがいいんだろうなぁ」ってことが多い
    不思議?でも結構多いんだよね・・・
    どうにかするって、どうにかなっていない自分をそのまんま受け入れることから始まる
    かなりキツイよ・・・
    今苦しいけど、ありのままの自分を観るくらいなら苦しい方が良いって本能が察知するよね
    なんか矛盾してるようだけど、そうなんだ実際・・・
    結局はなんの解決にもならないんだけどね

    変わる方を選ぶのも自分だし、変わらない方を選ぶのも自分
    どっちが良いわけでも悪いわけでもない
    選択するのは自分

    心理学で学んできたことは、仏教にも通じるのかと思ったら不思議な感じ
    昔々、心理の先生が「宗教と哲学もちゃんと勉強しときなさい」って言ってたことがつながった
    こうやって学んできたことの点が徐々に線となって繋がって面になってくのを感じると
    「楽しい!」ってワクワクするなぁ~

    たぶん、この本はまた読み返してしまうと思います
    ご紹介頂いたAさん、ありがとうございました!

  • 対談形式で簡単に読めるものでした。
    おふたりの抱えている問題意識は、あらゆるものを網羅していて、読んでいると、自分の問題を再認識させられました。
    真理とは宇宙的物理に基づいたものでないと理にかなわない。真理とは言えないという極めて現実的な内容と、拙者、心得たり(笑)

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著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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