地獄のババぬき 『このミス』大賞シリーズ (「このミス」大賞シリーズ)
- 宝島社 (2004年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796644167
感想・レビュー・書評
-
前作と変わらず、得も言われない世界観がある。劇場型とでも言うのか、作為感のある雰囲気。前回同様、これはかなり好みが分かれるだろうなぁ。
そして相変わらずキャラクターに個性がアリすぎて、ストーリーを忘れがちになってしまうのはご愛嬌。どう考えたって、みんな舞台役者みたいな喜怒哀楽具合だもの(笑)。
今回(前回も、かな)はトリックというよりも心理戦だったわけだが、その心理戦もギャンブルの世界とかマジックの世界では一定程度リアルに存在するんだろうし、そういう意味ではリアリティはあるんだろうけど、どこか他人事に見えてしまうのは、催眠術にかかったことない人がメディアの情報だけではいまいちピンとこないみたいなところに近くて、そこにやらせっぽさがでてしまうのかもしれないねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そのケータイはXXでの続編という位置づけらしい。
「そのケータイはXXで」自体は、斬新な構成。
わかりにくさを斬新な構成でカバー。
文体はライトノベルな感じで若い人に人気なのも頷けた。
その続編は・・・う〜ん。。。
「ふつう」というのが一番な説明なんじゃあないかと思う。
はっきり言って残念。
前作よりシンプルな構成でわかりやすくなったけれど、
はっきり言って前作を読んでなければ、キャラクター設定はわからない。
新しいキャラクターも出てくるので、
なおさらな感じがする。
文体はライトノベルな感じのままなので、
構成がふつうになった分、いまいち感が。。。
ただライトノベルと思えば読みやすいし、おもしろいのかもしれない。 -
夜行バスで東京へ出発したヒロインは、バスジャックに巻き込まれる。気づかないうちに飲まされた猛毒が、全身に回って絶命するまでのタイムリミットは一時間。犯人は、乗客たちに、解毒剤を賭けた命がけのトランプ対決を要求する。運命に導かれ、バス車内に最強のメンバーが集まったとき、命を賭けた『地獄のババぬき』が始まる。
「彼女(ヒロイン)たちは、あの有名な安鹿里村事件の生き残りなのです!」という文章がこれでもかというくらい出てくるが、上甲さんの前作を読んでいないので説得力無し。最大の見せ場であるべき『地獄のババぬき対決』も、緊迫感に欠けるため全然ドキドキ出来ない。更には、山田悠介テイストの漂う文章も相まって、「なんでこんなの買っちゃったのかなぁ」と、切ない気持ちにさせられます。まぁ、物語全体の構成を見てみると、うまくまとまってるかなぁ(?)と。。。
でもね、登場人物のキャラ濃すぎだし、運命に導かれってのは言い過ぎ! はっきり言ってありえません! -
ババ抜きをここまでスリリングに書くこの凄さ。
-
『そのケータイはXXで』の続編。これもおもしろい!
-
バスジャック犯の要求は命懸けのババぬき。
乗客が豪華で、霊媒師、マジシャン、大泥棒、賭博王、殺人鬼、心理学専攻の大学生
トランプのイカサマ、マジシャンのトリックがたくさんでてくる
舞台設定がありえないと突っこみたくなるけれどまずは読んでみて下さい
続きが気になり読み進めてしまうはず
「そのケータイはXXで」の続編なので前作であやふやだったラストの真相もわかります -
【そのケータイはXX(エクスクロス)で】の続編。愛子としよりシリーズ第2弾です♪
今回はバスの中という密室でのドタバタ。
最初はラジオの怪談話と平行して、すっごく面白い!と一気に読んでたら・・途中から微妙に(-o-;
でも、まぁトータル面白かったですけどね。
これも山田悠介さんが好きな方は楽しめる作品だと思います。 -
この作者の作品は、体に悪いとわかっていながらも食べてしまうファーストフードや駄菓子に似ています。
読むと胃もたれするんだけど、ついつい手にとってしまう。
そして毎度、読み終えてから後悔するのでした。 -
『そのケータイはXXで』で生き残ったしよりと愛子。今度は、卒業旅行に行く為に乗った夜行バスがバスジャックされてしまった。
生き残る為には【ババぬき】をして、勝ち残らなければならない。
乗り合わせた一癖も二癖もある乗客に加え、愛子を殺す為に脱獄してきたレイカと、レイカに連れられてきた、しよりの親友弥生。誰が最後まで残ってしまうのか。命を掛けたゲームが始まる。。。
レイカの執念深さには脱帽。でも、疾走感は前作のが良かったのでは・・。ババぬきでどこまで盛り上がるのだろう?と不思議だったけれど、良く考えるもんだなぁ〜と思った。
2007.9.24〜10.6。 -
映画向きかもね〜・・・
後編のほうがまだオモシロイかな〜??