冲方式ストーリー創作塾

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 379
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796646581

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に読んだんですが、うっかり(?)再読してしまったので感想などを。初心者向けの小説作法本だと思ってたんですが、改めて読むとけっこう奥が深かったです。冲方委員長油断ならない(汗 というのは、冲方さんが自作のプロットや設定を取り上げて説明して下さるんですけど、マルドゥック→レギオン→ファフナーと進むうちに、冲方さんの作業に無理がなくなってくるというか、コツを飲み込んで来たっていうか、そういうのを時系列見せてくださった作法本は未だかつてないなぁって感じです。初読では全然理解してませんでした、猛省orz 巻末の、作品書いて人に読んでもらったらこんなこと言われちゃいましたてへ♪集みたいなのも、面白いデスヨ。冲方さんのHPは偉い難しい(私にはorz)ですが、この本はとても読みやすいです♪ そういや、なんかこの本の加筆版が出たらしいw

  • 2010年の本屋大賞受賞作家である沖方丁(うぶかたとう)さんが、自分の作品の創作方法を解説してくれる本。
    プラス、小説書きたいんだけどどうしたらいいのーって人にアドバイスしてくれる本。

    「この作品、こういう構成、こういう思いで書かれてるんだー」というのがわかってよかった。
    けれども読んだことない作品の解説はわからないので飛ばしてしまった。
    「マルドゥックスクランブル」「カオスレギオン」「蒼穹のファフナー」を読んだことがある人なら楽しめるかと思う。
    (自分は「カオスレギオン」を読んだことがなかった)

  • まだ冲方氏の作品を一冊も読んでいないけど、このハウツー本から、すごい世界が広がってることは想像できて、読みたくなった。よくもまあ、こんなに人物像とか設定とかを練り込めるな・・・。
    冲方学級委員長(←本上の設定)の、実際の創作過程を見つつ、実践的なトレーニング方法なんかも紹介した、かなり実用向けノウハウ本。
    なにより冲方氏の後進育成意識というか、小説業界を盛り上げよう!という熱意が感じられる。

  • で、その創作秘話を読む。すごく悩んで書かれていること、元は短編のつもりが大長編に、ということがわかっていろいろ参考になりました。
    とても「よい本」覚えておこう。
    p51
    「誰からも期待されず、ただ黙々と書くというのは、やはり、小説を書きたい人にとって、もっとも大切なことなのかもしれません。」

  • 映画とかイラストのメイキングを見るのが好きな自分としてはすごーく面白かった。気軽に、繰り返しくりかえし読める。

  • 最後まで読んでも、ずっと、「今読んでる」な一冊。

  • 「冲方式」というだけあって、冲方丁作品を読んでない場合は言っていることがわからない。
    その点が「創作塾」としては不親切だと思う。

    逆に冲方作品(特に「マルドゥック・スクランブル」)が好きな方は「あれってこうやって作ってったんだ~」と舞台裏を見るような気持ちで楽しめる。

    結論としてはファンなら読んでみる価値はあるけど純粋に小説指南を期待してると違うんじゃないかな、と。

    なおエンタメ小説指南やシナリオ作法で言われるような「面白い物語を作る」基本は網羅されてるので、その手の本を一冊も読んだことがなければ全く役に立たないということはないでしょう。

  • あの「天地明察」の冲方丁による小説の書き方本

    著者の人間性が表れていて楽しく読めたが、本書の中のプロットの作り方で紹介されているライトノベルを読んだことはなかったので、その辺りを読むのが辛かった。

    ■この本を知ったきっかけ
     本屋でみつけて
    ■読もうと思ったわけ
     なんとなく。小説家による小説の書き方本だったので。

  • 電子書籍

  • 10.5.28 購入・読書開始

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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