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- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796647380
感想・レビュー・書評
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何年ぶりかに購入し、店先ではあっという間に売り切れていたのでここ数年間は買いそびれていたのかと思っていたが、なんと4年ぶりに復刊したとの事。
確かに最後の方は方向性を見失っていてなんか味気なかったかなあ。
で、復刊したら2005年文庫オブ・ザ・イヤーなんていう企画が始まってた。これってほとんど『このミス』だよな。ジャンル別にランキングを分けているのはいいが、『ダ・ヴィンチ』や『IN・POCKET』などの二番煎じの感は拭えない。まあその年に文庫として出版された作品が全て対象であるから復刊作品も同列に論じられる辺りは特徴的だが、ミステリー&エンタテインメント部門の1位が『99%の誘拐』というのは情けないかな。
他にいい企画は書店員座談会。これは本を売る側の熱意、現場の大変さが伝わり非常に良かった。これは続けて欲しい好企画である。
逆に不要なのは官能文庫大賞。岩井志麻子氏が嫌いだし、内容が無いしで最悪。
復刊したとはいえ、強力な企画、オリジナリティ溢れる企画が無いのは確か。このままだと以前の二の舞である。
あえて毎年文庫を語る意義があるのかという危うさを大いに感じる。しかし文庫愛好家にとっては文庫運動を後押しするいいムックではあるのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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