セブン-イレブンの「16歳からの経営学」: 鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796649551

感想・レビュー・書評

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  •  随分前になりますが、大雪の早朝、新聞を購入するため車でコンビニに行った日のことをよく覚えています。雪の降る中、駐車場の積雪を丁寧に除雪されていました。こまめに何度も。とても気持ちのよい思いをしました。私も玄関先の除雪をしますが、この店員さんは、店(顧客)への愛情があるなと感じました。この本を読んで、「徹底的に実行すること」と「一人一人の人間力」を大切にしていると。なるほどです。完売商品棚もないし、間違い値札もないですね!

  • 高校一年生になったときに買ってもらった記憶がある。あの時に株を買っておけば...!

    セブン-イレブンの成功は、顧客満足度を最優先にし、店舗スタッフのトレーニングや労働環境の改善を積極的に行っている経営方針によるものである。
    成功を収めるためには、社員が「店舗現場の実態を知ること」、「顧客視点で考えること」、「多様性を尊重すること」などを大切にする必要がある。
    これらの価値観を持った社員を育成するために、セブン-イレブンでは徹底した教育・研修制度を導入し、独自の「経営学」を従業員全員に伝えている。

  • 一言で言うならば「経営の本質が学べる本」。

    何故発注には仮説思考が必要なのか。
    何故POSレジ(結果)から発注してはいけないのか。
    こんなことをセブンイレブンではアルバイトから考えている。
    でも、これが経営を考える上では本質であったりする。
    セブンイレブンは王道の経営を誰でも学べる場であると本書を読んで強く感じたと同時に、鈴木前会長のフィロソフィーは脈々と受け継がれていることも実感できた。

  • ・仮説に基づき、暗黙知と形式知
    ・ダイレクトコミュニケーションをとる
    ・「あたりまえ」を「あたりまえに」行うことを徹底する

  • マンガの方を借りようと思ったらこちらしか図書館になかったので借りてみた。で、読んでみたらセブンイレブンでバイトしたくなった(笑) バイトに発注業務を任せるオペレーションや前日の売り上げや翌日の天気からの需要の予想。確かにこれがこなせればかなりのビジネス感覚が養える。読んでいてはっと思ったのが、機会損失と廃棄ロス。顧客の視点から視ればどちらが重要なのかが自ずからわかる。この気づきがあった事にこの本を読んだ価値はあった。

  • 卒業生寄贈推薦図書

  • 7-11の目指す経営は他の何処でも通じる基本的な経営方法です。

  • 著者によるセブンイレブン関連本は多数読んでいるが、最終傑作とも言える一冊なのでは、という印象。エピソードは以前読んだものにとの重複が多くあるものの、高校生を対象にしたというまとめ方によって全体が網羅されているし、初めて読む人にとっても非常にわかりやすい。実際に16歳に読ませてもすぐ腹に落ちるとは思えないところも多くあるし、セブンイレブンのバイト活用について全面的に賛成ではないものの、ひとつのビジネスとしてはやはり評価されるべきもの。自分も客としていってどんどん改善されるのが体感できるしね。その裏側がよくわかります。

  • 鈴木敏文のセブンイレブンに対する経営手法、コンビニの発展の歴史も実感できました。ちょっと古い本ですが。

  • セブンイレブンのビジネスモデルを通じて「顧客の立場」で考えることについて学ぶ。顧客志向というのは結局は売り手のエゴを買い手に押し付けている。顧客の立場に立つには、失敗を恐れず予測、実行、検証を繰り返すことにより養われる。特に発注の業務をアルバイト店員にも任せることでアルバイトのモチベーションならびに顧客の立場にたつ能力を養う。マネジメント層にはさらに全体を見通す力を育むために週一回の全体mtgを行う。本書で最も役に立ったのは過去の成功に縛られず、常に未来を見据えて現在のアクションを起こす思考とサービス業は人と人とのコミュニケーションで成立していることである。

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著者プロフィール

ジャーナリスト
1952年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退後、フリージャーナリストとして経済・経営分野を中心に執筆。企業組織経営・人材マネジメントに詳しい。

「2020年 『共感経営 「物語り戦略」で輝く現場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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