トヨタが「プロ野球」を持たない理由―儲からないビジネスモデル

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796649704

感想・レビュー・書評

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  • プロ野球という閉鎖的で儲からないビジネスモデルとして取り上げた本。球界再編問題直後の2005年に刊行された本で少し古い話であるが、10年近くたっても今の野球界の構造は変わっていないなと実感した。

  • この本のタイトルはちょっといやらしい。

    トヨタとそのビジネスモデルを持ち出すことで、いかにプロ野球界がビジネスとしてダメかということをじっくり検証するかと思わせ、ビジネスマンに多く読んでもらおうとした出版社の色気が見える。

    しかし残念ながらトヨタのビジネスモデルを研究することはこの本の中では皆無に等しい。

    2005年に出版された本だから、トヨタが最も好調だった時期だったから引用したのだろう。

    現在なら「グリーが「プロ野球」を持たない理由」というタイトルになっていた可能性が高い。


    筆者の面子を保つために一つ言うと、なぜ過去にトヨタが野球ビジネスに参入しなかったか?

    及び今後中国などで野球ビジネスに関わるかどうかについてのレポートがあるので、そこは興味深い。

    それ以外は、トヨタのトの字も出てこないので、そこに重きを置いている人は要注意。

    第1章と第9章を立ち読みすれば済むかもしれません。


    その代わり、ビジネスとしてのプロ野球がなんでこんな有様になってしまったかを理解するのにはとてもいい本ではある。

    歴史からMLBからドラフトから2005年あたりのIT企業の進出など様々な背景をクリアにしている。

    ただしこの類の本は結構出版されてしまっているため、差別化を図るためにこのタイトルになったのであろう。

    別に「なぜNTTがプロ野球に参入しないのか?」でも「なぜキャノンがプロ野球に参入しないのか?」というタイトルでもよかったのだ。

    DeNAベイスターズが心配な人に参考になる本かもしれないが、トヨタのビジネスに重きを置いている人は避けた方がいい一冊だろう。

  • 情緒的な解説本が多い日本のスポーツビジネス関連本の中で、非常に客観的な視点からプロ野球を1つの産業として捉え、日米比較によりその問題点を浮き彫りにしている。著者は米国のスポーツビジネス事情にも精通しており、タイトルの軽さ(失礼)とは対照的に読み応えがあった。

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