- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796651875
作品紹介・あらすじ
本書は、新渡戸稲造が1900(明治33)年にアメリカの出版社から上梓した『Bushido』の序文と本文17章の中から各章の中心となる段落をピックアップし、単語の意味、英文の読み解く上でのヒントと日本語訳をつけています。
感想・レビュー・書評
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もともと英語で書かれたものであるので、対訳と合わせながらじっくり読んだら、結構時間がかかった(笑)。どこか誤解も受けそうな武士道だけど、新渡戸がこれを英語で書いた背景も考えながら読むのは興味深い。意外と平易な表現で書かれているので、学生のうちに翻訳しながら読んでみたかったかもね。
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「武士道」原文が左ページ、その対訳が右ページに載っている。抜粋なので、原書がどのような人物によりどのような背景で描かれたどのような書物なのかを大まかに掴むには、適当な量と難度だと思う。それにしても、英文が難しい。原書を理解しきるには相当の根気と時間が必要だ。右下の「英文の読み方」はどれくらいのレベルの読者を想定して書かれたのか不明だが、もう少し読み応えのある解説にして欲しかった。新渡戸稲造氏についてのコラムは、かつて、こんなに日本人のために日本人らしさを伝えようと努力した日本人がいるという事実を知ることができて、とても刺激を受けた。
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1900年にアメリカで出版され、26代大統領ルーズベルト、エジソンも愛読
100年前にこんなにも明確に日本、日本人の事を世界に発信できる人物がいたことを誇りに思う
7つの徳
義 礼 忠義 誠 名誉 仁 勇
知る:ギリシャ人、日本人は自分たちの道徳心に対して深く知る
参杯:「汝を知れ」というデルフィーの信託と同じことを意味する
武士は信条が人を救うのでゃなく、人が信条を正当化する
Knowledge was to be of a moral kind,
the interspection of our moral nature. -
[ 内容 ]
本書は、新渡戸稲造が1900(明治33)年にアメリカの出版社から上梓した『Bushido』の序文と本文17章の中から各章の中心となる段落をピックアップし、単語の意味、英文の読み解く上でのヒントと日本語訳をつけています。
[ 目次 ]
BUSHIDO其の1(私に物事の判断基準を教えたのは武士道であった 武士道は日本の象徴である桜と同様に我が国固有の華である ほか)
BUSHIDO其の2(義とは、失った楽園を取り戻すために歩むべき、まっすぐな狭い道である 生きるべきときに生き、死ぬべきときに死ぬことが、真の勇気である ほか)
BUSHIDO其の3(真実や誠実さを欠く礼儀は見せかけだけの茶番である 洞察力のある人なら、富の構築と名誉がイコールでないことがわかるだろう ほか)
BUSHIDO其の4(武士は、信条が人を救うのではなく人が信条を正当化すると信じていた 倹約は、経済的理由からでなく節制の実践のためであった ほか)
BUSHIDO其の5(妻を誉めるのは自分の一部を誉めることであり、悪趣味である 日本の知性と道徳観はすべて武士道が作り上げてきたものである ほか)
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
旧五千円札の肖像の人物が,これほどの英語の達人だとは知らなかった。凄い,すっごい! みんな,辞書を片手に読みなさい。対訳をすぐに読まずに,脚注に頼らず!