ナイチンゲールの沈黙

著者 :
  • 宝島社
3.27
  • (214)
  • (574)
  • (1279)
  • (250)
  • (55)
本棚登録 : 4583
レビュー : 676
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796654753

作品紹介・あらすじ

東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌-網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • こんなことあり得ない…って思いつつ読み進めた本。
    歌を歌って解決していくくだりは
    退いちゃうなぁ。

    愛すべきキャラクター、主任だった猫田さんが師長になって無茶ぶりしたり、
    シトロン星人とバッカスの繰り広げられるエピソードはもう最高。
    あの火喰い鳥、白鳥さんが加納さんにやれこめられている姿も爽快でした。
    島津さんや速水さんまで登場して豪華ラインナップ♪
    なので星四つかな。

  • 田口&白鳥コンビが立ち向かう2つ目の事件。

    今回は東城大学医学部付属病院の小児科病棟を中心にストーリーが進んでいきます。
    前作で白鳥に振り回されっぱなしの田口でしたが、今回は白鳥に苦い顔をさせる新たな人物が登場します。
    …といっても、田口はあいかわらず振り回されているのですが。

    医療現場の実情を踏まえた描写はよいのですが、本作の登場人物が持つ特殊な能力…というのにいまいち馴染めませんでした。
    ちょっと無理があるように感じてしまい、☆2つ。
    でも、田口&白鳥コンビの掛け合いがなんだか癖になってきたのでシリーズ3作目も読んでみたいです。

  • 文庫本上下巻で読了

    ジェネラルルージュの凱旋と同時進行で話が流れているらしいが、個人的にはチームバチスタの医療ミスか殺人か!?の流れとガラリと変わって病院内で起こる事件ではなく病院関係者が病院外で起こす事件。
    バチスタシリーズでなくとも普通のミステリーでありそうな話だったけど個人的にはチームバチスタよりこれが面白かった。
    なんかミステリーが強くてオカルトミステリー要素もあって、登場人物が魅力的だったなぁ。
    次のジェネラルルージュは序盤が同じってことで少し失速が心配

  • 看護師さんがやたら目立つ。
    ちょいパワーダウン。

  • 歌声にイメージを乗せることができる看護師・小夜と、網膜芽腫手術を控えた小児病棟のクールな瑞人を巡る、海堂作品の中ではちょっと珍しいSFチックなミステリー。若干ラノべっぽい部分が強いかも。謎解き部分が読んでいるときにはあっけなくなんだこんな感じか、で終わってしまったけれど物語を離れてAiやらDMAやら考え始めたらとんでもないことを言っているんだなと思った。映像化すると陳腐になってしまうタイプの作品だけど、メロディのつけられた「ラプソディ」も聴いてみたいなぁ、なーんて。

  • ミステリーというよりは、切ない病院物語という感じですね。
    普通に正当防衛だし、殺人事件自体が蛇足だったかも。

  • 「チーム・バチスタの栄光」の次作。小児科病棟が舞台である。
    作者は現役の医者でありながら、医療現場の現状を社会に知らせ、問題提起をし、結果人々に危機意識を持って欲しいと願う立場からそのツールを小説に求めたという。
    「子供と医療を軽視する社会に未来なんてない」と登場人物に語らせているが、当然である。が、実際、子供も医療も軽視されていることを現場の医師たちは実感しているからこそのセリフなのだろう。取り敢えず関心を持つことしかできないのだが、そんな現状の解決策はあるのだろうか。

  • 【ナイチンゲール〜】の前に【ジェネラル〜】を読んでしまって非常に後悔しています。
    海堂作品は、どこかで全て繋がっていたりするので、できれば出版順に読むことをお薦めします。

    今回は、事件モノにしなければならない、という雰囲気が感じられたように思います。また、設定もミステリアスな部分が多くて、若干現実味が薄いかなぁというのが正直な感想。
    彼の作品では、医療現場でのリアルな表現が好きなので、そういう意味ではちょっと物足りないなと思いました。

  • ちょうど病院でCTやMRIなどの画像診断を受けようかという時に読み始め、産婦人科の“たらい回し事件”や小児科医の過労死訴訟などのニュースが流れる中で読了。

    医療の影ってあるよね…。医療への期待や批判という光が強すぎる面もあるかも知れないけど。

    さて、その医療小説。

    「チーム・バチスタの栄光」の直接的な続編(といってもストーリーは別物)です。

    専門的知識や業界事情が下敷きになっているし、前作と同様キャラクターが活きているだけに面白くスリリングに読めます。

    が。

    書き込んで欲しいところで物足りず、ヘンなところで筆が滑る。なんか読み手であるオレの外側で勝手にお話が躍っているみたいで、戸惑うことしばし。

    事件も教訓(「間違いを隠してはならない」)のための事件であり、謎は謎解きのための謎、舞台装置も荒唐無稽、とくればもうオレにはムリ、ついて行けません。

    「チーム・バチスタ」では、その圧倒的な構成力に脱帽して敢えて書かなかったけど、この作ではそのネガティブな部分をよけいに感じてしまった。残念でした。

    中で白血病の女の子の一途な台詞だけが、混沌の中にさす寂光のように心に残りました。

  • 病院サスペンス
    面白い

全676件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

ナイチンゲールの沈黙のその他の作品

海堂尊の作品

ナイチンゲールの沈黙を本棚に登録しているひと

ツイートする