ナイチンゲールの沈黙

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 4593
レビュー : 676
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796654753

感想・レビュー・書評

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  • こんなことあり得ない…って思いつつ読み進めた本。
    歌を歌って解決していくくだりは
    退いちゃうなぁ。

    愛すべきキャラクター、主任だった猫田さんが師長になって無茶ぶりしたり、
    シトロン星人とバッカスの繰り広げられるエピソードはもう最高。
    あの火喰い鳥、白鳥さんが加納さんにやれこめられている姿も爽快でした。
    島津さんや速水さんまで登場して豪華ラインナップ♪
    なので星四つかな。

  • 文庫本上下巻で読了

    ジェネラルルージュの凱旋と同時進行で話が流れているらしいが、個人的にはチームバチスタの医療ミスか殺人か!?の流れとガラリと変わって病院内で起こる事件ではなく病院関係者が病院外で起こす事件。
    バチスタシリーズでなくとも普通のミステリーでありそうな話だったけど個人的にはチームバチスタよりこれが面白かった。
    なんかミステリーが強くてオカルトミステリー要素もあって、登場人物が魅力的だったなぁ。
    次のジェネラルルージュは序盤が同じってことで少し失速が心配

  • ミステリーというよりは、切ない病院物語という感じですね。
    普通に正当防衛だし、殺人事件自体が蛇足だったかも。

  • 「チーム・バチスタの栄光」の次作。小児科病棟が舞台である。
    作者は現役の医者でありながら、医療現場の現状を社会に知らせ、問題提起をし、結果人々に危機意識を持って欲しいと願う立場からそのツールを小説に求めたという。
    「子供と医療を軽視する社会に未来なんてない」と登場人物に語らせているが、当然である。が、実際、子供も医療も軽視されていることを現場の医師たちは実感しているからこそのセリフなのだろう。取り敢えず関心を持つことしかできないのだが、そんな現状の解決策はあるのだろうか。

  • バチスタシリーズ第2弾。
    小児科病棟での事件に、再びあの名コンビが挑む。

    田口白鳥ペアが完成された後半から、
    やっとエンジンが掛かり始めたという印象。
    前作で好きだった白鳥との掛け合いも、
    今回はその相手が少なく、なんだか物足りない。

    ただ、シリーズの縦軸に、桜宮巖雄や速水晃一など、
    田口白鳥ペア以外の人物が絡むのは嬉しかった。

    今回のベストシーンは、
    白鳥vsアツシの圧倒的実力差による言い争い。
    5歳児を相手にも、緩めることのない白鳥の論破は、
    バッカス・シトロン星人から義眼の告白まで..
    白鳥に果敢に噛み付くアツシの姿がとても愛おしい。

    一方、ミステリー部分は、
    容疑者Xの献身 のような展開を見せつつも、
    決定的に違うラストを迎える。

    正当防衛とはいえ、殺人を犯した上、
    その罪を誰かに背負ってもらったにも関わらず、
    小夜は、罪を告白する時も美しすぎる。
    「これからは瑞人くんのためだけに歌う。」
    この幕引きが、読後の違和感なのかもしれない。

    歌声だけで鮮明なイメージを
    人々に喚起されるほどの力があるのなら、
    瑞人たちの網膜芽腫も治せるくらいの
    ミラクルを起こせてもいいのではと思った。
    そのほうが、同じフィクションでも、気持ちがいい。

  • チームバチスタの続編。
    面白い。

  • ふたりの歌姫により紡ぎ出されるメロディ。
    歌により蘇る記憶。
    歌姫たちによる壮絶なる共演。
    その歌声から見えるのは、天国か地獄か。
    そして、歌姫が見た夢とは。
    今、ステージの幕が上がる。

  • 悲しい看護師の物語。 田口先生と白鳥、そこに警察の加納までハイってのドタバタ。 ただ佐夜の隠れた能力とのその過去が今回の悲劇を招いた。
    ちょっとつまされる。でも引き込まれた。次に行くぞ!

  • このシリーズは、一作目の「チームバチスタの栄光」と「ジェネラルルージュの凱旋」を読んでいた。本策が二作目とは知らなかった。ヒット作の次の作品に、半分期待、半分、もしかしてすべるのでは?と思ったが、まあ、満足した。

    前半、それぞれにキャラの立った登場人物がエピソードを重ねるものの、どこか物足りない。もどかしいまま、我慢して読み続けた。それも中ほどで、白鳥技官が登場してから、物語は一気に加速し、畳み掛けるように展開し、最後まで一息に読ませる。

    少しネタバラシになるが、人の歌声が脳に作用し明確な映像を結ばせるというロジックを織り込んでいる点は、少しSFっぽくて納得しづらいものの、ストーリーを後押しするために必要なのだろうと我慢した。

    由紀と瑞人、冴子と小夜、それぞれの最後のからみは少し気恥ずかしさを覚えるような甘いドラマチックな語り口になっているように思うが、そこに小説家のエゴがあるなら、それを楽しむのは読者の義務か、その意図は奏功したと考える。

    バチスタシリーズ、いずれ他の作品も読んでみることになるんだろうな。

  • そんなことのできる人が本当にいるのか?とか、小夜が多少気持ち悪いとかありつつ、やはり面白かった。

    今回は島津が好きでした。いるよな、そういう人。
    あと、田口が成長した!評価が高まってる!

著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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